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行方不明パイロットのビデオテープ

2007.9.15



 military.comによれば昨年11月に搭乗していたF-16GCが墜落して行方不明になっていたトロイ・L・ギルバート少佐(Maj. Troy L. Gilbert)の遺体を撮影したビデオテープをインテルセンターが入手したと発表しました。これは事件当時からアルジャジーラが入手しながら、衝撃的すぎるとして放映しなかったテープと同じ物だと考えられます。この墜落事件はこのサイトでも何度か取り上げました()。ビデオは11分30秒の長さで、ギルバート少佐だけではなく、様々な映像を含んでいます。

 私は当初、武装勢力は死体を撮影しただけで立ち去ったと考え、記事にもそう書きました。今回の報道で明らかになったのは、米軍は遺体が未発見だったことを発表しなかったということです。当時は遺体の残存物があったとだけ発表されました。だから、私は遺体は損傷が酷く、一部だけが回収できたと考えました。実際には、遺体は武装勢力が持ち去っていたのです。墜落現場で遺体を撮影したかどうかは分かりませんが、その後、彼らは現場に遺体を残さなかったのです。米軍が遺体の残存物を回収したというのは、この損傷で離脱した体の一部でしょう。米軍は残存物からDNA艦艇を行い、ギルバート少佐の死亡を発表しました。今回明らかになったビデオテープには、彼のIDカードと遺体が写っていました。遺体は、損傷がほとんどなく、米空軍の制服を着て、プラスチックシートの上に置かれて、顔が覆われていました。(原文は下記の通り)

Titled "The Missing," it shows the I.D. card photograph of U.S. Air Force pilot Maj. Troy L. Gilbert whose F-16CG crashed Nov. 27, 2006, some 32 kilometers (20 miles) northwest of Baghdad. It also shows the pilot's body, mostly intact and in U.S. air force uniform, laid out on a plastic sheet, with the head covered.

 ここからは推測になりますが、残存物はギルバート少佐の頭部ではないかと想像できます。アルジャジーラが放送しなかった割には、今回報じられた遺体には大きな損傷が見られません。顔が覆われていたのは、首が切られていたことを隠すためで、顔の覆いがない映像も撮影されていたのではないでしょうか。そう考えないと、武装勢力がわざわざ遺体を持ち去った理由がつかない気がします。

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