ロシアとシリアが海軍基地の改善で合意

2017.1.21


 alarabiya.netによれば、ロシアとシリアはシリアにあるロシアのタートス海軍基地(kmzファイルはこちら)を拡張・近代化する取り決めに調印したことが、ロシア政府の書面が示しました。

 合意はロシアの艦船11隻がタートス基地に一度に置けることを想定すると、書面は示しました。


 これは先日のロシア空母アドミラル・クズネツォフの撤退においていわれた、ロシアがシリアから撤退するという話が嘘である証拠です。空母は必要がなくなったから戻したに過ぎません。(過去の記事はこちら

 アドミラル・クズネツォフに何からの問題が起きた可能性もあります。英仏海峡を渡る時に大量の黒煙をまき散らしていたことが報じられていました。(過去の記事はこちら

写真は右クリックで拡大できます。

 港の東側を拡大するのかも知れません。商業用船舶の停泊所は減らしたくないから、岸壁を追加するのでしょうか。

 海軍基地を拡大することで、ロシア軍は地上部隊の補給をより確実にして、地中海における海軍力も向上させられるでしょう。海軍基地の拡張は、より長期的な駐留の明白な証拠です。

 こんな風に何か情報が出たら、その後の展開を観察することがとても大事です。

 

 

 


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