ダマスカス市内の難民キャンプから10万人が脱出

2012.12.21


 先日、ダマスカス市内のパレスチナ難民キャンプから政府派のパレスチナ解放人民戦線総司令部派が追い出されたという話を書きました。(記事はこちら

 キャンプの位置を改めて確認したところ、先日、報じられたダマスカス東部での戦いよりも、さらに西寄りの位置にあることが分かりました。キャンプといっても、市街地の一角が難民のために活用されていて、学校や病院もあります。ヤルモク難民キャンプ(kmzファイルはこちら)、パレスチン難民キャンプ(kmzファイルはこちら)の両方を合わせると、2.11平方kmもの面積になります。ここから大統領宮殿までは5.7kmの距離です。

 ここに住んでいた10万人とされる難民の大半が隣国などへ脱出したということは、戦闘員も追い出されたという話と合わせると、反政府派にとっては、かなりの前進です。この点で、認識が十分ではなかったので追加します。


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