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スピルマンが有罪を一部認める

2007.7.31



 military.comによれば、14歳の少女(Abeer Qassim al - Janabi)を強姦し、家族と共に殺害し、自宅に放火した事件で起訴されているジェシー・スピルマンが有罪を一部認めました。(過去の記事はこちら

 スピルマンは司法妨害の謀議、不正に死体に触れたことと飲酒を認めました。しかし、彼は最も重い、強姦と殺人についてはまだ罪を認めていません。共犯の3人の裁判はすでに終わっています。ポール・E・コルテス軍曹は司法取引で死刑を逃れました。彼は懲役100年の重罪ですが、10年間刑務所で大人しくしていれば仮釈放の資格が得られます。スピルマンは死刑になるほどの重罪を犯している上に、未だに司法取引には応じていません。スピルマンが極刑を回避するためには、すでに除隊している主犯スティーブン・D・グリーンに関する情報を提供し、罪を認めることで幾分減刑してもらうしかありません。なぜ、司法取引に応じないのかが気になります。形のバランスを考えれば、コルテス軍曹よりも一段重い刑罰が科せられると考えられます。

 もうひとつ、トホホな刑罰を科せられた男の話を紹介します。73歳のフィリップ・コリンスキー(Philip Kolinski)はイラクで戦死した兵士の忠魂碑を建てるためと偽り、廃品置き場から金属をだまし取った件で有罪となりました。結果、コリンスキーは損害賠償として9,000ドル、費用や罰金として2,095ドルの支払いを命じられ、さらに8月7日に政府センターの前にある復員軍人の忠魂碑を歯ブラシで掃除するように命じられました。ちなみに、新兵が歯ブラシで便器を掃除させられるのは軍隊でよく見られる懲罰です。73歳でやりたいことではありません。

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