アフガン大統領が和平交渉に不満

2019.8.12


 military.comによれば、アフガニスタンの大統領は日曜日、アメリカとタリバンがアフガン政府がテーブルに着くことなく和平交渉に達しようとしているように見えるとき、外国の干渉を拒絶しました。

 アシュラフ・ガニー大統領(President Ashraf Ghani)はイスラムの祝日、イード・アル=アドハー(Eid-al-Adha)の間で、アメリカとタリバンの交渉人が武装勢力が事務所を持つカタールで作業を続けるときに話しました。

 イードの祈祷のあとに話をしたガニー大統領は、アフガニスタンの指導者が何年もの戦争の後、国の未来を決めるために強力な為政権を持つために、次の大統領選挙が重要だと主張しました。

 「我々の友人、敵や隣人の首都であれなんであれ、我々の未来は外では決められません。アフガニスタンの運命はこの祖国の中のここで決められるでしょう」と彼は言いました。「我々は我々の問題に誰も介入するのを望みません」。

 米特使ザルメイ・ハリルザド(Zalmay Khalilzad)は、投票の数週間前、9月1日までに和平協定を達成しようとしています。二者は、アフガニスタンがほかの過激派グループの基地とならないことをタリバンが保証することと引き換えに、約20,000人のアメリカとNATOの兵士が撤退することで合意する予定です。

 僅かな詳細しか分かっていませせんが、ハリルザドとタリバン主席交渉人、ムラー・アブドル・ガニー・バラダル(Mullah Abdul Ghani Baradar)はここ数日でプロセスに関与したいくつかの国に最新の進展を説明するために移動しています。

 カタールのタリバンの報道官、この交渉ラウンドの終わりに合意が予想されると言っているスハリ・シャヒーン(Suhail Shaheen)は、日曜日に、アフガニスタンは未来のイードを、占領のない、永久的な和平と統一の環境の下で、イステムの秩序の下で祝うだろうという希望を表明するイードのメッセージを出しました。

 タリバンはアフガン政府との交渉を、政府はアメリカの操り人形だと退け、拒否していて、火曜日に彼らは9月28日の選挙を「偽り」だと宣言しました。「彼らは仲間のアフガン人に選挙の集会と投票から距離を置くよう警告し、そうした集会は攻撃される可能性があると言いました。翌日、このグループがカブール(Kabul)の治安部隊を狙った自爆攻撃の犯行声明を出しました。この攻撃は14人を殺し、145人を負傷させました。大半は民間人でした。

 タリバンはアフガニスタンの約半分を支配し、グループがアルカイダの指導者、オサマ・ビン・ラディン(Osama bin Laden)を匿った後、2001年にアメリカ主導の侵攻が5年続いた政府をひっくり返してから、最も強い状態にあります。それから、2,400人以上の米軍隊員がアフガニスタンで死亡しました。

 和平交渉から排除されて憤慨するガニー大統領は日曜日、国の統一を嘆願しました。

 「和平はアフガン人ひとりひとりの希望で、和平は来るでしょう。それを疑うべきではありません」と彼は言いました。「しかし、我々はアフガン人ひとりひとりのが尊厳を持たない和平を望みません。我々は望みません。我々は人びとが国を離れるようにする和平を望みません。我々は頭脳が流出したり、資本が流出するのを望みません」。

 和平交渉はアフガン国内の交渉へ引き続きますが、過去のように、タリバンが公式の首都での、普通のアフガン人としてだけで、カブール政府のメンバーとの交渉に合意したかは明らかではありません。


 記事の最後の2行は前にも訳したことで、時間もないために省略しました。コメントも省略しますが、9月の選挙は極めて心配です。

 

 


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