ギャラガー裁判は無罪判決で結審

2019.7.3


 military.comによれば、海軍シールズのチーフ、エディ・ギャラガー(Eddie Gallagher)の軍法裁判の陪審員団は2017年、イラクに派遣中に計画殺人と殺人未遂について無罪と裁決しました。

 しかし、彼は人間の犠牲者と共に写真撮影のために非合法なポーズをとったことで有罪となりました。

 評決はおよそ一日間の熟考の後に出ました。政府と被告側弁護士双方は、2周間にわたり多数の証人からの証言を提供した後、月曜日に事件の最終弁論を行いました。

 40歳のギャラガーはモスル(Mosul)で負傷したイスラム国戦闘員を刺したとされる計画殺人と、老人と少女に対して撃たれた非合法な狙撃とされる計画殺人未遂で起訴されました。彼は人間の犠牲者と共に非公式の写真を撮るために不法にポーズをとったことでも起訴されました。

 ギャラガーは写真に関する起訴で有罪となりました。写真は軍法裁判の間中で示されました。

 裁判をつうじて、検察官たちはギャラガーを殺しを誇りにする男、殺された拘留者の「獲物の写真」を友人へ送った男と表現し、弁護側は政府と海軍犯罪調査部の捜査官はギャラガーに「狙いを定めた固執」を持っていて、それは彼らを重要な質問や別の可能性を考えないよう導いたと主張しました。

 主任検察官、ジェフ・ピートジック中佐(Cmdr. Jeff Pietrzyk)は負傷したイスラム国戦闘員は陪審員やその他の誰もからも多くの道場を集めないだろうと認めました。「私はみなさんに、これが特別に同情をひく犠牲者だと主張するつもりはありません」と彼は言いました。アメリカの空爆を受ける前、「彼はアメリカ人を殺すために彼の力で何でもしたでしょう」とピートジック中佐は言いました。

 しかし、彼はもはや戦っておらず、治療を受けていませんでしたと、ピートジック中佐は言いました。「その時点で、彼はもはや合法的な目標ではありませんでした」と彼は言いました。「我々はイスラム国ではありません。我々が誰かを捕まえれば、彼らは戦いから外れています。そういうことです」。

 事件を説明する上で、ピートジック中佐はほかのシールズはギャラガーが狙撃棟から無辜の民間人を撃っていたと証言していると述べました。彼は、ギャラガーが司法を妨害して、「彼らすべてを困らせてやる」と脅して、彼について報告した者たちに対して報復しようとしていたと続けました。

 しかし、被告弁護人のティム・パーラトーレ(Tim Parlatore)は「この事件は殺人に関することではありません。反抗に関することです」と断言しました。彼は、ギャラガーを嫌い、彼を戦争犯罪で報告した若い下士卒のシールズ小隊の隊員はごく僅かだったと言いました。パーラトーレは、これらのシールズは、彼らから道具を盗み、彼らを戦場で不必要な危険にさらしたことで、彼に恨みを晴らすために「井戸端会議」のテキストメッセージの中で反抗と共謀に参加したと言いました。

 「チーフが彼らを小突いたとき、彼らはそれが好きではありませんでした」とパーラトーレは言いました。


 この裁判はあまり記事を読んでいないので、この判決が妥当かどうかはいまは判断できません。記事がいうとおりに、ギャラガーのいたずらに反発した隊員の捏造だったのかどうかは、別の記事を読んでみないとわかりそうにありません。とりあえず、裁判の結末だけ紹介しておきます。

 


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