中韓米軍が法律に合わせて飲酒制限を強化

2019.7.1


 military.comによれば、韓国に配置されている兵士は今週早くに韓国が制定した新しい血中アルコール濃度(BAC)制限に従う必要があります。

 駐韓米軍報道官、ジャクリーン・リーカー(Jacqueline Leeker)によれば、隊員は0.03% 上回るをBACで車を運転できません。

 「法律の改正は韓国の決定です」とリーカーはMilitary.comへ宛てた電子メールで言いました。「駐韓合衆国軍規則第190-1条は韓国の0.03パーセントの法律変更に合うように変更されました」。

 幹線道路交通安全局(the National Highway Traffic Safety Administration)によれば、最大200ポンド(90.7kg)の体重の男性にとって、1時間以内に2回分のドリンク(純アルコール10グラムを含む飲料のこと)を消費することは、BACを0.04%へあげるのに十分です。最大180ポンド(81.6kg)の女性にとって、たった1回のドリンクはBACを0.03%にあげるのに十分です。120ポンド(54.4kg)以下の女性は1回のドリンクの後は法律の制限を超える可能性があります。

 新しい法律は自動車だけに適用されません。BAC制限は韓国の道路交通法に準拠して、スクーター、ホバーボードや自転車に適用されると、リーカーは言いました。

 「駐韓米軍は酒に酔って車を運転する行為を真剣に取り扱います」と彼女は言いました。「酒に酔ったり無謀な運転の結果について駐韓米軍の隊員を教育するなど、これらの問題に積極的に対抗するための対策を講じています」。


 日本でも米兵による飲酒運転の問題があるので、韓国の事例を紹介しました。

 日本では日本では0.15mg/mlを超えると免許停止、0.25mg/mlを超えると免許取り消しです。0.15mg/mlは0.015%と同じです。単位が違うと一桁違います。

 今年早くに、米軍はすべての基地内でのBAC制限を0.10%から0.08%へ厳しくしました(関連記事はこちら)。韓国はこれよりもさらに厳しい0.03%へ下げた訳です。血中アルコール濃度が0.03%ならば、呼気アルコール濃度は0.06%に換算できるので、韓国の基準は日本よりも厳しいということになります。

 韓国の法律は基地の中では適用されないけども、基地の外では厳しい制限を守る必要があるということです。日本も米軍への影響を考えて制限を厳しくすることを検討してもよいかもしれません。

 


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