横須賀米軍基地内で傷害事件

2019.6.9


 military.comによれば、USSマッキャンベル(USS McCampbell)の下士官は、今年早くに派遣後の夜に飲酒したあと、基地のコインランドリーで装飾用の剣で見知らぬ人を攻撃したことを認めました。

 ダメージ・コントロール担当のルーカス・D・デイ3等海曹(Petty Officer 3rd Class Lucas D. Day)は、2月12日に飲酒と無秩序な行為、男性を剣で暴行した件で有罪を認めたあとで営巣で禁固10ヶ月間を宣告されました。法定書面によれば、デイは申し立てを提出して、5月13日に軍裁判官に有罪を宣告されました。申し立てと引き換えに、検察官たちは暴行罪を危険な武器を使った暴行から殴打で行われた暴行へ引き下げました。彼らは軍隊の不動産への損害、軍隊外の不動産の損害、窃盗、海軍施設内の売店への非合法な侵入と彼のものではなかった3本の剣を不法に専有した件の起訴も取り下げました。

 2016年8月以来海軍にいるデイは禁固10ヶ月間、階級E-1(2等水兵)への降格と12ヶ月にわたり毎月1,120ドルの罰金を宣告されました。

 彼の申し立てに付属する事実の陳述の中で、横須賀の基地の外で夜間に飲酒したあと、泥酔している間に、彼は2本の刃先が鋭くない装飾用の剣を海軍の売店の外にあった展示用のテントから取ったとデイは述べました。彼はその日の朝早くに派遣から帰還しました。

 陳述によれば、デイは最初、ドアを開けようとして売店の子供用の店を剣を使って押し入ろうとしました。彼は剣を壊し、3番目の剣を取るためにテントに戻りました。

 デイが24時間営業の売店のコインランドリーに入ったとき、そこで唯一の人物に接近し、犠牲者が剣を防ごうとして腕を上げたときに剣を持ち上げました。

 「私は(犠牲者に)剣を振り、彼の腕に接触しました」とデイは裁判書面で述べました。

 デイは、彼が暴行を行ったときに泥酔していたと陳述しました。

 「私が自分が何をしたかをはっきりと憶えていませんが、この事件の証拠を評価して、これらの事実を疑う理由がありませんとデイは述べました」。

 デイは、彼は2つの剣の展示用スタンドを壊し、売店のテントに穴を開けたと述べました。

 同じ日の基地のコインランドリーでの剣の攻撃の被害者だと主張する男性は、攻撃のあとで横須賀のフェイスブックに経緯を投稿しました。スターズ・アンド・ストライプ紙に提供された法廷書面では身元が分からない被害者は、今週、連絡すると、それ以上のコメントを断りました。

 フェイスブックの投稿で、彼は男が彼の頭を狙って小さな日本刀を振ったとき、売店につながるコインランドリーで衣服を畳んでいました。

 フェイスブックの投稿によれば、被害者は攻撃を防いだときに4インチの傷を負ったとつけ加えました。

 被害者は男を知りませんでした。

 フェイスブックの投稿によれば、被害者は襲撃者を車輪付きのショッピングカートで叩き、ランドリーのカートで身を守ったあとで、逃げ出せたと言いました。

 デイは審理前の勾留で88日間を過ごし、それは刑期として10カ月間の有罪判決から差し引かれるでしょう。裁判官は彼の軍隊からの除隊は命じませんでしたが、海軍当局は望むなら隊員を管理上の解雇を選ぶ選択肢を持ちます。


 基地内での事件のため、日本では報道されないかも知れないので紹介します。

 日本でも最近、酒で失敗した議員がいますが、この種の事件は時折、米軍では耳にします。

 特に、アルコールを摂取するとセックスがしたくなるのは医学的にも説明できるらしく、飲酒しての性暴力は要警戒なのです。

 韓国で起きた強姦事件も泥酔した米兵が起こしています。彼は長時間被害者の部屋に居座り、酔いが醒めると被害者に謝りだしていて、自分の行いを分かっていませんでした。被告の兵士は韓国の刑事裁判で懲役15年を求刑され、判決は10年。上訴したものの、また10年の有罪判決を受けました。(過去の記事はこちら 

 基地の外だけでなく中で起きる事件にも注目しないと、在日米軍兵士の犯罪は理解できません。

 


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