グリーンベレー殺害事件が一転

2019.6.8


 military.comによれば、ワシントンポストが新しい驚くべき記事を報じました。2017年に同僚1人の死で起訴された特殊部隊員4人は、彼を縛り上げ、彼が性的に暴行されるのを記録することを計画しました。

 ポスト紙が入手した書類によれば、海兵隊特殊作戦軍の奇襲隊員、ケビン・マックスウェル2等軍曹(Staff Sgt. Kevin Maxwell)は、スレッジハンマーでローガン・メルガー陸軍2等軍曹(Staff Sgt. Logan Melgar)の部屋に押し入り、彼にのど輪攻めをかけ、マリ人の警備員が彼に性暴力を働く間、拘束する計画に関与しました。

 34歳のグリーンベレーのメルガーは2017年6月4日にマリで死にました。彼はそこで後に彼の死で起訴された海軍シールズ隊員2人と共に住んでいました。当時、どちらも近くに住んでいたマックスウェルともう1人のマリ人の奇襲隊員も兵士の死とのつながりで起訴されています。

 メルガーのルームメイトの一人、チーフ特殊戦オペレーターのアダム・マシューズ(Adam Matthews)は先月、彼の役割で有罪判決を認めました。彼は軍刑務所で1年の有罪判決を受けました。

 「私はマリでのその夜から片時もなくメルガー軍曹の死の重みを背負ってきました」とマシューズは言いました。

 メルガーとマックスウェルと住んでいた、別のシールズ隊員、チーフ特殊戦オペレーターのアンソニー・デドルフ(Anthony DeDolph)は、4人が午前5時にスレッジハンマーを使って彼の部屋に押し入ったあと、兵士にチョークホールドをかけたとされます。彼らには兵士たちを助けたマリ人の警備員とイギリス人が加わりました。彼らは夜の飲酒から戻り、イギリス人が警備員が実行した暴行を記録することを計画したと、マックスウェルは同紙が入手した事実の規定の中で書きました。

 同紙によれば、マックスウェルは、計画はメルガーを困らせるつもりでした。彼はバージニア州のノーフォークで過失致死を含む罪で軍法裁判にかけられる予定地です。彼の弁護士はポスト紙に彼は有罪を認めると言いました。

 「バカな悪ふざけでした。それは悪い方へ行きました」とマックスウェルの民間人弁護士のブライアン・ボウファード(Brian Bouffard)は同紙に言いました。「マックスウェルはその中の彼の役割に対して責任をとろうとしています」。

 
 しかし、デドルフの弁護士はマックスウェルの説明に異議を唱えました。

 同紙によれば、「我々はメルガーを性的に暴行するいかなる意図があったことも完全に否定します」とフィリップ・スタックハウス(Phillip Stackhouse)は言いました。

 この事件は不正行為で起訴されている精鋭の米兵が関与した、いくつかの注目を浴びる出来事の一つです。元グリーンベレーのマシュー・ゴルシュテイン少佐(Maj. Matthew Golsteyn)は、非武装のアフガン人爆弾犯容疑者を殺したことを認めました。海軍チーフ特殊戦オペレーターのエディ・ギャラガー(Eddie Gallagher)は、イスラム国の非武装で負傷した捕虜を刺したことで起訴されています。

 両方の事件はドナルド・トランプ大統領(President Donald Trump)の注意をひきました。大統領は2人の男に恩赦を検討しています。


 この事件は去年も紹介していて、その時の話とかなり変わっています。(過去の記事はこちら

 最初の報道では、メルガーは犯人たちが情報提供者に払うための資金を着服しているのに気がついて、彼らと対決して殺されたとされていました。

 それが単なる悪ふざけだったということで、少し困惑しています。最初の報道は誤報だったのでしょうか?。真偽は判断がつきませんが、裁判の続報があれば注意していきたいと思います。

 


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