米海兵隊が女性隊員の差別禁止を厳格化

2019.12.9


 military.comに よれば、海兵隊指揮官は女性隊員と問題を持つ仲間の海兵隊員に「どこかへ行け」というメッセージを持っています。

 「我々が女性が背後にいるのが本当に苦痛で、戦闘準備の助けにならないと考える指揮官、海兵隊員がいて、彼や彼女のどちら も考えを変えないなら、どこかへ行け」と、海兵隊指揮官デビッド・バーガー大将(Gen. David Berger)は土曜日に年次の「レーガン国防フォーラム(the Reagan National Defense Forum)で記者との談話の間にいいました。「我々は海兵隊で一つの基準を持ちます。二つではなく、三つではなく、一つです」。

 バーガー大将は、個人が女性を否定的に見る傾向があるかや、軍務の間にその考え方を学んだかは「関係ない」といいました。

 「彼らは考えを変えるか、前へ進まなければなりません」と彼はいいました。

 バーガー大将は、軍隊の文化に対する視点を尋ねた海兵隊が委任し、最近公表された研究を取り巻く問題を話していました。

 匿名を許された指揮官と一部のインタビューを受けた者たちは、広範に女性は軍務につく意志に関わらず、「危険」や「迷惑」 てあるとの認識を口にしました。

 バーガー大将は、海兵隊の指導層はなぜ隊内の女性に反対することが許されないか、歩調を合わせられない者たちは責任をとら なければならないかを理解することを確信するといいました。彼は、いつか部隊を率いる若い海兵隊員と期待される採用者への教 育は長きにわたる固定概念を払拭するために継続される必要があるとつけ加えました。

 バーガー大将のコメントは訓練教育司令部指揮官、ウィリアム・ミューレン少将(Maj. Gen. William Mullen)が、西海岸海兵隊の男性採用者訓練基地を指揮する将官に訓練教官が新兵に女性について話すことに注意するよう求めたことを明らかにした数週間後にありまし た。

 「我々は男性教官が男性の小隊に女性について話しているいくつかのことを懸念しています」と、先月、バージニア州クァン ティコ(Quantico)の海兵隊基地でのインタビューの間に彼はMilitary.comにいいました。

 ミューレン少将はどの訓練基地でも訓練教官が女性について話していることについて特定の不満は認められなかったものの、彼 は問題が続くことを望まないといいました。

 訓練教官が新兵の海兵隊員の女性の見方にどう影響するかは、海兵隊の性問題を評価するために招集されたタスクフォースで持 ち上がった重要問題の一つだったと、ミューレン少将はいいました。

 タスクフォースは2017年の許可なくオンラインで女性の同僚のヌード写真を共有した疑いで数百人の男性海兵隊員が調査さ れたソーシャルメディタ・スキャンダルに引き続いて創設されました。

 スキャンダルは、特にソーシャルメディア上で、軍隊の男性が女性をどう扱うかについて、根の深い問題を暴露しました。

 ミューレン少将の発言は当サイトで紹介済みです。(過去の記事はこ ちら

 こういう動きを自衛隊も見習う必要があります。また、日本社会も慰安婦に関する対応を考え直さなければなりません。軍隊や 戦争と女性の関係を正せせてこそ、まともな武装組織といえます。いつまでも、そんなの軍隊や戦争にはつきもののことと、切り 捨ててはいられません。野蛮人でよいのか、文明人となるべきなのかを考える必要があります。もっとも、考える必要などはない のですが。
 

 


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