米陸軍が顎を守る防護の成功例を公表

2019.10.26


 military.comに よれば、米陸軍当局は先週、取外し可能な顔・首の防具を含む軍の新しいヘルメットシステムが最近、アフガニスタンで怒り狂っ た群衆が投げたレンガを防ぎ、兵士の命を救ったと言いました。

 路上の群衆が暴徒になる前、武器をかまえ機種不明の戦闘車両の砲塔にいた装甲車の乗員は統合頭部防護システム(IHPS) に接続した顎顔面防具(maxillofacial protection)として知られるものを着ていたと、陸軍装備当局者は米陸軍協会の2019年大会でいいました。

 アンソニー・ポッツ准将(Brig. Gen. Anthony Potts)は、ある部隊が最近、彼の組織に武装勢力が投げる石から彼らを守るのを助ける新しい技術を求めたといいました。

 「彼らは我々に本当に連絡して、『顎顔面機能と(顔面)防護ができるものを送れるか』と求めました。それは少し重いので人 気がありませんでした」とポッツ准将はいいました。「我々は彼らにそれを送り、文字通り1週間以内に、レンガをたくさん投げ る群衆に遭遇し、顔面をまともに打たれた兵士がいたと報告を受けました」。

 陸軍当局は部隊名を言いませんでしたが、それはIHPSヘルメットの顎の部分の最初の注目事となったと、PEOソルジャー (PEO Soldier)の兵士防具製品管理者、ジンジャー・ホワイトヘッド中佐(Lt. Col. Ginger Whitehead)は最近のニュースリリースでいいました。

 大半の兵士は必要がなく、IHPS世代のヘルメットにつながる顎部分は支給されないと、ホワイトヘッド中佐はいいました。

 記事の最後には、最近支給された新型のIHPSヘルメットの説明もありますが、すでに紹介しているので省略しまし た。

 全部隊の装備品ではないものの、米陸軍には現場の意見が上層部へと流れる構造があることがわかる話です。自衛隊ではどうな のか?。下層の兵士の装備品は上官が更新を認めず、使えないような代物だったりするという話を聞きます。

 


Copyright 2006 Akishige Tanaka all rights reserved.