誤解されていた退役軍人の自殺数

2018.6.25


 military.comによれば、4年間にわたり、しばしば退役軍人の自殺率について全米に警鐘を鳴らした統計「復員軍人援護局は一日に自殺する退役軍人は平均20人」と報告しました。しかし、今週公表された報告によれば、この統計は長く誤解されてきました。

 復員軍人援護局はいま、退役軍人の自殺の一日の平均数は退役軍人だけでなく、常に現役兵と州軍兵、予備役を含んでいたと明らかにしました。

 心理学者であり国立退役軍人研究センターの指導者、クレイグ・ブライアン(Craig Bryan)は新しい情報はいま、現役兵と退役兵の自殺との戦いにおいて援護者を助けると言いました。

 「主要なメッセージは自殺はかつて軍隊にいた人たちと一緒になって高められているということです」とブライアンは言いました。「小グループを分離する利点は、それが全体の少グループのより高いリスクを特定するので我々を助けるということです。それは最も焦点を置く資源が何で、どうするかを特定するのに我々を助けられるかもしれません」。

 退役軍人援護局は最新の州軍の自殺データ報告を月曜日に公表しました。それは2005~2015年のデータを含みます。報告の大半は、退役軍人援護局が2014年までの自殺統計を報告した2年前から変わらないままです。退役軍人の自殺率はいまだその他の大衆よりも、特に女性の間で高めです。

 両方の報告の中で、復員軍人援護局は一日に平均20人の退役軍人が自殺に屈したと言いました。最新の版の中で、復員軍人援護局はさらに詳述しました。

 報告は合計は一日に20.6人の自殺であることを示します。それらの、16.8人は退役軍人で3.8人は現役隊員、州兵、予備役だと報告書は記します。それは一年で自殺で死んだ6,132人の退役軍人と1,387人の現役隊員に達します。

 復員軍人援護局の2012年の報告は、22人の退役軍人が一日に自殺に屈したと記します。数字はいまだにしばしば不適切に引用されます。その数字は現役兵、州兵、予備役兵も含んでいました。復員軍人援護局の報道官、カート・カショア(Curt Cashour)は水曜日に言いました。

 復員軍人援護局当局は国の死亡証明書を分析し、すべての自殺を材料として退役軍人の割合を計算して統計を決定します。死亡証明書は故人が米軍に勤務したことがあるかを示す項目を含みます。

 2012年の報告書の情報は新しいものほど完全ではありませんでした。当時、21州だけが死亡証明書の情報を共有していました。大きな退役軍人の人口を抱えるカルフォルニア州とテキサス州は、それらのデータを提供しなかった2州でした。

 「報告書が公表されて以来、報告の中の正確性のレベルをあげるために、我々は(国防総省と)緊密に協力しています」とカショアは電子メールで書きました。

 新しい国家自殺データ報告書が月曜日に公表されたのに続いて、一部の退役軍人の擁護者たちは疑問をもってソーシャルメディア上で反応しました。ある人物はコミュニティは「混乱させられた」と言いました。

 ブライアンは状況は「誰が退役軍人で誰がそうでないと考えられるかに関する一般的な混乱の源を強調する」と言いました。

 非営利の「the Education Development Center」のプロジェクト・ディレクターで、退役軍人の自殺を専門とする臨床心理学者のハイディ・カー(Heidi Kar)は、彼女は統計がかつて退役軍人だけの数字だと理解していたと言いました。

 カーは復員軍人援護局は自殺に関する最新の報告の中で、複数の部局とコミュニティを基盤とするグループの助けを必要とする自殺を公衆衛生問題としてさらに強調したと、全般的には考えます。報告は一日に自殺で死んだ20.6人の退役軍人と現役軍人のそれを、6人は最近退役軍人援護局の医療サービスを利用したことを示します。退役軍人援護局のケアを受けなかった国民の自殺率は死んだ者よりもすばやく増加しました。

 「最大のメッセージは自殺防止はすべての人の仕事だということです」とカーは言いました。「それは現役兵の任務です。それは退役軍人の任務です。それは老人と若者の問題です。従って、対応は多元的で、異なる分野はともに問題解決にあたらねばなりません」。

 復員軍人援護局は声明の中で、同局が2016年の自殺統計をこの秋に出版するために国防総省と国立疾病制御・予防センター(the national Centers for Disease Control and Prevention)とともに活動していると言いました。同局はそれは復員軍人援護局の自殺防止プログラムでの向上を導く、進行中の数百万件の死亡記録の評価の一部だと言いました。


 退役軍人の自殺率については、過去に何度も取り上げてきました。これまでは、自殺率とか10万人あたりの自殺者数などで表現されてきました。一日あたりという表現は、まだ実感が湧いてきません。あとで、過去の記事を読み返して、考えてみたいと思っています。

 

 


 

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