沖縄米軍基地の学校に脅迫文

2018.5.23


 military.comによれば、脅迫的な落書きが沖縄基地の学校で「アクティブ・シューターの可能性」の恐れを引き起こし、当局に水曜日朝の授業を中止させました。

 落書きは火曜日にキャンプ・フォスター(Camp Foster)のカバサキ・ハイスクール(Kubasaki High School)の2つのトイレで発見されたと、国防総省教育活動当局は、火曜日の後刻にフェイスブックに投稿した声明で言いました。

 「カバサキ・ハイスクール当局は(火曜日に)学校内でアクティブ・シューターの可能性の脅威を告知されました」と声明は言いました。「お子さんは安全であることを知ってください。安心と安全は我々の最優先事項です。我々はこの種の脅威に最大の真剣さで対処します」。

 学校当局は後刻、生徒や教師に対する脅威は見出されなかったと報告しました。課題活動は中止されましたが、授業は水曜日午後に再開されました。

 授業は木曜日には正常に行われましたが、キャンパスはランチの間閉鎖されるでしょう。

 「我が校のコミュニティの誰もの安全が我々の第一で最大の優先事項であることを、生徒、職員、コミュニティに再確認させるために、(木曜日に)学校の内外で増員された警察官の存在があるでしょう」と当局は言いました。

 彼らは脅迫文を調査し、犯人たちに適切な行動を取るために法執行機関とともに活動し続けると誓約しました。


 「アクティブ・シューター」とは大量殺人事件で、銃砲を用いて殺戮を繰り広げる者を指します。

 米本土の学校で大量殺人事件が起きたばかりのタイミングで、この事件です。おおよそ、いたずら書きと察することはできるものの、日本人には身近にない脅威が国内にあることを知る機会となりました。

 米軍基地内では米国法が適用されます。基地内ならアメリカの法律に従って銃を持つことが可能です。基地内には住居もあって、そこでは弾を装填したまま拳銃があってもおかしくはありません。

 日本の法律では銃砲は弾を抜いた状態で金属製ロッカーに入れて、鍵をかけることになっています。

 アメリカでは押し入れにスポーツ銃として散弾銃が入れてあることもあります。枕の下に弾を込めた拳銃があるかもしれません。

 海兵隊は隊内で射撃大会をするために、銃砲店に中古の銃を大量に発注することがあります。銃砲店は倉庫に眠っている不良在庫をまとめていくらで売り渡すことがあるのです。大会で使った銃がどうなるのかが気になるところです。

 そういう銃が持ち出されて犯行に使われる可能性があるのです。

 米軍人の息子が喧嘩のために、そういう銃を持ち出して発泡する可能性は否定できません。もちろん、子供が基地内から外に持ち出すのは難しいでしょうが、大人には可能かもしれません。

 日本人に直接の脅威はなくても、米軍基地内の学校で、テキサス州サンタフェの高校で今月起きた、10人が死亡、10人が負傷した事件が在日米軍基地内の学校で起きたら、それは日本社会に大きな衝撃を呼ぶことになります。それを想像すると、ぞっとします。

 


 
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