海兵隊が水泳訓練を強化へ

2018.1.4


 military.comによれば、米海兵隊は隊員の水泳能力に着目しています。

 海兵隊は空、陸地、海で戦います。

 しかし、彼らは泳げますか?。

 指揮官はさほど確信がありません。

 12月にスペインのモロン(Moron)で、アフリカの危機対応部隊に配属された海兵隊への短期視察の間、ロバート・ネラー大将(Gen. Robert Neller)は、証明された水泳技術を昇進の必要条件や寄与する要素にしたいといいました。

 発表は、海兵隊員が止血バンドの使用や地図とコンパスの使用のような基本的な仕事を成せるようにするもう一つの昇進必要条件、戦闘技術試験(the Battle Skills Test)の回帰をネラー大将の指示で海兵隊が発表した数日後に来ました。

 「私は誰も新しい必要条件を望まないのは知っています」とネラー大将は実施の見込みがある水泳の義務についていいました。

 「(しかし、)それか誰かが船や航空機から降りて入水すれば溺れるという事実を受け入れるかのどちらかです」。

 インタビューで、彼はMilitary.comに、より厳しい水泳の必要条件を実施する考えを持ったのは、2017年7月下旬にオーストラリア沖合いで海兵隊員が彼らを運ぶMV-22オスプレイが墜落したときに亡くなったあとだといいました。

 「我々は海兵隊員3人をその墜落で失いました」とネラー大将はいいました。

 「私はそれが彼らが泳げなかったためだと考えません。しかし、我々は新兵訓練で全員に基本的な水難救助法や基本的な水泳を教えますが、決して再び試験しません。なぜ再び試験をしないのでしょう」。

 海兵隊と海軍は水泳の必要条件に似た手法をとります。

 両軍は入隊レベルの訓練で訓練兵全員に基本的な水泳能力を必要条件とします。

 海兵隊の新兵にとって、最小限の必要条件は基本水中サバイバル(water survival basic)です。

 海兵隊員は迷彩服とブーツを着用し、防弾ベストとライフル銃を含む防護具を水中で10秒以内にはぎ取り、15フィートのタワーからプールへ飛び込み、深い水中を25メートル泳ぎ、背嚢で作った浮き具を使い、4分間立ち泳ぎをして、さらに25メートルを背嚢を使って泳ぐことをを求めます。

 この資格は2年間有効で、期限切れになるときに再確認しなければなりません。

 海軍では、最小限の3級水泳試験は新兵が50メートル泳げ、深い水中へのダイビングができ、5分間の伏し浮きができ、浮くために服を膨らませられることを求めます。

 海軍隊員は年次身体準備試験の一環として、500メートル水泳を組み込むことも選べます。

 両軍には、取得し得るさらに上級の資格があります。

 しかし、海兵隊員が偵察のような、さらに特化した役割分担に入らない限り、水泳の資格取得はそこで終わります。

 海兵隊では、水泳技術をさらに定期的な必要条件にすることは、すべての軍施設に使えるプールを持ち、海兵隊員すべてがそれにアクセスできることを確実にするのを意味します。

 「問題の一部は、新兵の任務や独立した任務や予備役の人々と何をするかです」とネラー大将はインタビューでいいました。

 「あなたはそれをどうやりますか?。それで、私にはまだ詳細な計画がありません」。

 しかし、彼はそれが実行するために努力と金を必要とするかもしれないからといって、目標を諦めるつもりはないと付け加えました。

 計画が先へ進めば、海兵隊員が示さなければならない技術が何かや、それがどのように必要条件に組み込まれるかはまだ明らかではありません。

 ネラー大将は海兵隊員の最低限点数、伍長や軍曹に昇進するための海兵隊員の能力を示す数字に水泳技術を設けることに関心を示しました。


 時間がないので、後半は省略します。

 オスプレイの墜落事故が水泳訓練の強化に繋がったことが、私には驚きでした。それほど、この事故は影響が大きかったことになります。沖縄で起きたオスプレイの墜落事故は浅瀬で起きましたが、場所が違って、水死者が出ていたら、また話は違ったかもしれません。

 ティルトローター機であることが、水上への墜落時の脱出に不利である可能性も考えてしまいました。単純に結論すべきではありませんから、今後、関連情報を注意していきたいと思います。

 

 


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