ラッカでシリア民主軍がさらに前進

2017.8.3


 alarabiya.netによれば、ラッカ(Raqqa)からイスラム国を追い出すために戦うアメリカが支援する部隊は、新しい地区を地区占領したと、報道官と監視団体は言いました。

 「the Syrian Observatory for Human Rights」によれば、アメリカが率いる空爆に支援され、同盟は現在、街の50%以上を支配しました。

 「ナズレット・シャバダ地区(Nazlet Shahada)を支配したあと、一晩中、SDFは街の南部で前進しました」と、代表のラミ・アブドル・ラーマン(Rami Abdel Rahman)は言いました。

 彼はSDFの戦闘員は、東西の戦線から南部を前進したあと、ヒシャム・ビン・アブデル・マリク地区(Hisham Bin Abdel Malik)の隣接した地域の大半も支配したと言いました。

 「東部戦線から来たSDF部隊が西部戦線から前進する部隊と合流したあと、ダーイシュはもはや実質的にラッカの南部地域で存在しません」と彼は付け加えました。

 SDFを支配するYPG民兵の報道官、ヌーリ・マムード(Nuri Mahmud)は、SDFが南部で前進していることを認めました。「ダーイシュはナズレット・シャバダ地区からほとんど殲滅されました」と彼は付け加えました。

 ツィッターに投稿して、対イスラム国国際同盟の特使はSDFの前進を賞賛しました。

 「過去24時間でラッカで大きな進展があり、SDF部隊が主要な領域を占領し、民間人100人を解放しました」と、ブレット・マッグーク(Brett McGurk)は書きました。

 アブドル・ラーマンは、戦闘は現在、街中心部の南部地域とヒシャム・ビン・アブデル・マリクの外縁周辺に集中していると言いました。

 「SDFは、ダーイシュが処刑を行った場所、クロック・スクエア(Clock Square)の主要な司令部から数百メートルにあります」と言いました。

 彼は、SDF戦闘員は街の最も人口密度が高い場所の一つ、アル・サカナ地区(Al-Thakana)の外縁にもいると付け加えました。


 関連する場所を地図上に示しました。

図は右クリックで拡大できます。

 見ての通り、街の中心部でイスラム国は支配地域を失っています。もはや、大した反撃はできないでしょう。指導部がデリゾールへ逃げ、残存部隊だけで戦っているので、モスルとは比べ物にならない早さで、彼らは敗北するようです。

 

 


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