ミサイル発射が外交戦へ転じる

2017.8.16


 military.comによれば、北朝鮮軍は火曜日、それぞれが交渉への経路を提示して、南北朝鮮とアメリカが深刻化する危機を避ける意思を合図しながらも、グアムに近い水域へミサイルを発射し、「ヤンキーの気管を締める」計画について指導者金正恩に提示しました。

 外交に対する不確かな関心が、平壌がアメリカ本土へ核ミサイルを送ることが正確にできる長く模索した目標に近づいているという懸念の中、ドナルド・トランプ大統領(President Donald Trump)と北朝鮮の間の異常に好戦的な威嚇に引き続きます。外交が勝利するなら、毎年北朝鮮を怒らせる来週の米韓軍事演習の開始を不明にします。

 ミサイル計画を扱う北朝鮮軍の戦略軍の視察の間、金正恩は「緊密で慎重な計画」を作成することで軍を称賛し、彼はミサイル試験を命じるかどうかを決める前に、もう少し「ヤンキーの間抜けで馬鹿な振る舞いを」見守ると言ったと、北朝鮮の国営朝鮮中央通信社は言いました。

 金正恩は北朝鮮北東部とグアムとみられるものの間と、日本上空を通過する直線、見た目はミサイルの飛行ルートを示すものを記された大きな地図があるテーブルに座っている写真が見られました。

 ミサイル計画は先に発表されました。金正恩は北朝鮮は、「ヤンキーは朝鮮半島とその周辺で、とても危険な無謀行為に固執します」、そして、アメリカは恥をかくことを避けるために「合理的に考え、適切に判断しなければならない」と言いました。

 太平洋の米軍の主要なハブであるグアムへ向けてミサイルを投射することは、アメリカの視点からは強い挑発的行為で、両側における誤算は軍事衝突につながりかねません。ジム・マティス国防長官(Defense Secretary James Mattis)は、アメリカはアメリカ国内へ向かうと見られるその種のミサイルすべてを排除し、そうした北朝鮮の攻撃が戦争を意味すると断言しました。

 しかし、条件付きのトーンがある金正恩のコメントは、平壌が過去のひどく危険な無謀行為から退くと考えた同種のジェチャーをアメリカが示せば、摩擦を緩和する可能性を差し出すようでした。

 それは月曜日に始まるよう設定された、北朝鮮が侵略のリハーサルだと主張する米韓軍事演習にも言及しました。アメリカが武力の誇示として朝鮮半島を時折飛行するB-1B爆撃機にも言及しました。

 一方、韓国の文在寅大統領(President Moon Jae-in)は北朝鮮に挑発を止め、核兵器計画に関する会談を約束するよう求めました。

 第二次世界大戦終結、日本の植民地支配からの朝鮮半島解放記念日の火曜日、テレビ演説で文大統領は、ソウルとワシントンは北朝鮮の核兵器計画は絶対的に平和裏に解決されなければならず、ソウルの同意なしにアメリカの軍事行動が朝鮮半島で行われてはならないと言いました。

 文大統領は、北朝鮮は核兵器とミサイルのテストを止めることで、対話の条件を作り出すことができると言いました。

 「わが政府は朝鮮半島でもう一つの戦争を避けるために、すべてを境界線上に置くでしょう」と文大統領は言いました。「我々が経験したどんな捻じれと転換に関係なく、北朝鮮の核兵器計画は絶対的に平和裏に解決されるべきであり、(韓国)政府と米政府はこれについて異なる立場をとりません」。

  統合参謀本部議長、ジョセフ・ダンフォード海兵大将(Marine Corps Gen. Joseph Dunford)は月曜日、韓国軍高官、政治当局者、地元メディアと会い、必要ならば、トランプの警告に戻る意志を示す一方で、不安を和らげようとするかに見えるコメントを出しました。

 ダンフォード大将は、アメリカは北朝鮮との緊張を平和的に解決することを望んでいるが、ワシントンは挑発的事態にその軍事的能力の全範囲を使う準備もできていると言いました。

 ダンフォード大将は、トランプが米軍が弾を込めたと宣言し、北朝鮮がアメリカを脅し続けるなら、炎と怒りを放つ準備ができていると言った一週間後に韓国、日本、中国を訪問しています。

 北朝鮮軍は先週、平壌から3,200kmにあるグアム付近を弾道ミサイル4発で攻撃する計画を完成し、金正恩に承認を受けるために送ったと言いました。


 記事の後半は既知の事柄が多いので省略しました。

 北朝鮮とアメリカは互いに相手の行動次第で対処を変えると言っていて、行き詰まる可能性も出てきました。その場合、北朝鮮が改めて発射を言い出すかも知れません。

 しかし、双方とも交渉で決着した方が得です。少し時間を置いて、適当にうやむやに終わらせるという手も残されています。

 日本政府からは、存立危機事態の前例を作る好機としか考えていないような発言ばかりです。北朝鮮との戦争状態になり、それが拉致問題に悪影響を与えかねないことは考えていません。

 米韓合同軍事演習が来週に控えています。これが一つの山になりそうです。演習が予定通り行われると、北朝鮮はまた発射に向けて動くかもしれません。

 

 


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