イージス艦衝突事故の続報

2017.6.26


 philippineslifestyle.comから、USSフィッツジェラルド(USS Fitzgerald)とACXクリスタル(ACX Crystal)の衝突について続報を紹介します。

 米海軍駆逐艦と貨物船ACXクリスタル(ACX Crystal)の未明の衝突は、フィリピン系アメリカ人カルロス・ビクター・シバヤン(Carlos Victor Sibayan)を含む7人の下士卒を死なせました。

 この主張は匿名でCNNと話した国防当局者によってなされました。彼は7人の犠牲者の5人はクリスタルのバウが彼らが寝ていた寝室の場所を押しつぶしたため、即座に無力化されたと言いました。

 彼は他の2人の下士卒は、上院仲間を救おうとして死んだかもしれないとも言いました。7人全員の死体は艦の浸水した場所から回収されました。

 彼は浸水した区画へ通じるハッチを閉じる命令が、下士卒2人がまだ生きている間にあったかは決してわからないかもしれないとも示唆しました。


 記事は一部を省略して紹介しました。

 調査の途中経過が匿名の当局者から明かされたようです。検死結果が出たということです。

 衝突と同時に隊員が無力化されたということは、変形した船体に押しつぶされたということでしょう。それだけ艦の損傷が激しかったのです。 彼らの死体は船体に挟まれた形で発見されたと考えられます。彼を救出することは不可能だったかもしれません。

 海水が大量に流れ込んだので、隣接する区画では溺れかかった者がいたでしょう。そういう者たちは、自力や他の隊員の手助けで助かったのでしょう。

 救助中に死んだかもしれない2人は、死体に大きな損傷がなく、溺死と判定されたのです。その1人は、ゲイリー・レオ・レーム・ジュニアです。もう1人は、ザビエル・アレック・マーティンである可能性があります。彼は衝突後、父親に電話をかけています。父親は電話に出られませんでしたが、5人が無力化されていたとすれば、マーティンが生存していた可能性が高くなります。マーティンとレーム・ジュニアが艦底で仲間を助けるために決死の努力を続けていたという推定は、今のところ可能性として成り立ちます。

 水密扉を締めたとき、2人が生きていた可能性は非常に高いといえます。艦橋にいた者がしっかりしていれば、この2人は死ななかったでしょうし、他の5人も同じことがいえます。衝突を防げなかっただけでなく、救助の状況をよく把握せず、生きているものを艦底に閉じ込めた蓋然性は高く、この事故が人災であることを強調しています。

 

 


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