米軍のクラスター爆弾型化学兵器の性能

2017.5.9


 昨日のサリン兵器に関する続報です。サリン弾を発射できたロケット兵器「オネスト・ジョン」について、Wikipediaに次のような記述があるのを見つけました。

 文中の「GB」は「サリン」を意味する米軍のコードネームです。

 1960年代には、サリン・ガス・クラスター弾はオネスト・ジョンの発射用に使用可能で、オネスト・ジョンやMGM-5「コーポラル」のどちらにも使えるように互換性を持って設計されました。最初は、M31A1C「オネスト・ジョン」用のM134(E130R1)子爆弾を356個含有するM79(E19R1)GBクラスター弾でした。XM50 「オネスト・ジョン」が採用されてM31A1Cが段階的に廃止され、量産モデルはM139(E130R2)子爆弾を356個含有するM190(E19R2)GBクラスター弾でした。通常の状況で、それは0.9平方キロメートルの有効平均面積(半数が死傷する面積)を持っていました。

 整理すると、M190クラスター弾にはM139子爆弾356個が搭載されていて、それは一発で0.9平方キロ、90ヘクタールに有効だったということです。これは東京ドーム19個分の広さです。オネスト・ジョンの子爆弾の数が昨日の説明と異なりますが、356個とすれば子爆弾のサリンの重量は590gなので、クラスター弾一発に搭載されるサリンの量は約210kgです。昨日の推定よりも、もっと大きな効果を考えなければいけないようです。私自身、まだこの問題をよく理解できていません。

 Wikipadiaの記事の根拠となっているレポートに、さらに詳しく書いてあるようです。時間があれば、これも読みたいと思っています。

 

 


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