ラッカ進行作戦開始は初夏か

2017.5.27


 alarabiya.netによれば、木曜日、アメリカが支援するシリアの民兵は、5月の終わりまでは投降したラッカ(Raqqa)のイスラム国戦闘員を傷つけないと約束し、街に対する予測される攻撃の前に武器を置くように要請しました。

 クルド人とアラブ人戦闘員のグループであるシリア民主軍はラッカに数キロのところ、街を包囲して占領するために11月に始まった攻撃で最も近い場所へ前進しました。

 最も強力なクルド人YPG民兵を含むシリア民主軍は、今月はじめに、ラッカへの最終的な攻撃は初夏に始まると予測すると言いました。

 YPGとシリア民主軍当局はかつて開始日を4月としましたが、これらは過ぎ去りました。

 アメリカが率いる同盟国は、ラッカに対する最終的な攻撃の時間枠について何も宣言しませんでした。

 声明で、シリア民主軍は10日以内に投降せよとの5月15日の民兵へのアピールは肯定的な結果を達成し、この期限は現在、ラッカの人たちからの求めに応じて5月31へ延長されています。

 シリア民主軍は立場に関係なく、投降した民兵の命を保証すると言い、状況の解決への道を開きました。

 彼らの家族の安全も保証すると、同軍は言いました。

 ジヘン・シーク・アフマド(Jihane Sheikh Ahmad)報道官が発表したシリア民主軍の声明は、延長は参加するよう欺かれたり、矯正された者たちに莫大な可能性を許すと言いました。

 アメリカが率いる同盟軍はラッカに約3,000〜4,000人のイスラム国戦闘員がいると見積もります。


 記事は一部を紹介しました。

 戦いを楽にするために、投降は攻撃開始のギリギリまで続けるような気がします。告知して、できるだけ多くが脱走し、攻撃が楽になることを、攻撃する側は当然考えます。

 ラッカのイスラム国は脱走しようとした者を処刑して、見せしめにしようとします。

 それよりも攻撃開始について、具体的な期日がでてきたのは、率直に嬉しいです。早くラッカが陥落することを祈っています。

 

 


Copyright 2006 Akishige Tanaka all rights reserved.