6月に在韓米軍家族の避難訓練を実施

2017.4.30


 time.comによれば、6月に行われることになっている訓練は在韓米軍の兵士が彼らの家族とその他の民間人を日本のような場所へ輸送機で避難させるのを見るかも知れません。

 予定された訓練は、北朝鮮の最近の弾道ミサイル試験と米韓合同演習のために、緊張がこの地域でどん底に達した時に来ます。

 日曜日、北朝鮮は朝鮮半島に向かうアメリカの空母カール・ビンソンと同行する打撃群を沈める準備ができていると言いました。

 韓国で米軍の最後の避難訓練は、9月に平壌が5回目の地下核実験を行った後、昨年10月と11月に行われました。それは7年間でその種の最初の訓練でした。

 月曜日、韓国当局者は北朝鮮が火曜日の軍の創設記念日頃に6回目の核実験やICBM発射試験を行うかも知れないといいました。

 28,500人の軍人と女性を含めて、約230,000人の米国民が現在、韓国に住んでいます。


 既知の情報に関しては省略して紹介しました。

 昨日、在日米軍の家族が避難を始めたとの情報を得たので、調べたところ、この記事が見つかりました。24日付けで報じられていました。

 在韓米軍ですら6月に訓練をするだけなのですから、在日米軍家族が避難しているはずはありません。ガセネタと考えてよさそうです。

 しかも、日本への避難しか考えていないようです。有事にはハワイ辺りまでの避難を考えるかも知れません。グアムは北朝鮮の弾道ミサイルの攻撃範囲に入っているので避けるかも知れません。ハワイにすると、航空機のやりくりが変わってくるので、余計に時間がかかります。それで日本への避難を考えているのでしょう。具体的な避難計画も聞いてみたいところです。それによって、アメリカが現在の危機をどう考えているかが分かります。

 それにしても日本は暢気です。マスコミは最近、核シェルターの注文が増えていると報じるだけで、日本政府が公共の核シェルターを造らないことを批判したりはしません。政府の意向を忖度するのが優先で、国民に大きな被害が出ても構わないのでしょう。

 このように、細かいことには熱心なのに、手に負えないような大きな事態に関しては最初から諦め、見当違いな対策に終始するのが日本社会かも知れません。原発のメルトダウンでは、数ヶ月間、メルトダウンが起きていないことにした国民です。弾道ミサイル攻撃も「可能性は低い」が「ないのではないか」を経由して 「あるはずがない」になってしまうようです。太平洋戦争も同じような発想で始めたのかも知れません。

 

 


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