イスラム国が新兵器を開発中

2017.4.28


 alarabiya.netによれば、イスラム国民兵はライフル銃から発射できたり、無人機から投下できる即製爆発装置(IED)を開発したと、武器監視グループが水曜日に言いました。

 「Conflict Armament Research: CAR」は民兵グループはその武装勢力に他では手に入らない武器を提供するために自前ブランドの兵器の開発を促進していたと言いました。

 「(IED)は投擲可能で、即製のライフル銃の取り付け具から発射できたり、最新の開発段階では商業用の市販の無人航空機(UAV)から投下できます」と、CARは11月、2月、3月のモスル(Mosul)への訪問の後に出した報告書で言いました。

 戦争地域での武器と弾薬を特定・追跡するCARは11月、イスラム国がイラク軍に匹敵する規模と精巧さで兵器を製造し、その領域の全域で生産を標準化していると報告しました。

 監視団体の調査結果は、イスラム国が即興兵器の設計と製造を戦場でそのシステムを試験する能力と共に中心的に管理し、無人無のような新技術を使うと共にそれらに磨きをかけていることを示しました。

 報告書は、イスラム国がモスル戦を様々な種類の兵器を試験するため、あらゆる兵器の研究開発計画において重要なステップのために使っていると言いました。

 「2014年以降にCARが収集したイスラム国の軍隊による研究開発の証拠は、こうした改作が続いているらしく、近未来にイラク以外の戦域でさらなるUAV革新となることを示します」。


 CARははじめて聞く名前ですが、2011年に創設された比較的新しい組織です。

 ただ、新兵器と言っても、ライフル銃で発射するのは擲弾筒として、20世紀から使われています。無人機から爆弾を投下するのはモスル戦の報道で散々紹介されてきましたし、イスラム国自身が爆撃の様子を撮影して公開しています。

 なので、これはゲームチェンジャーといえるほどの新兵器ではないと思われます。擲弾筒もどきを使っても、正規の軍隊はそれ以上の火力で応戦できます。

 無人機は少々やっかいですが、それでも銃撃で対処できています。その内、小型のレーダーで追跡・攻撃できるシステムが開発されるかも知れません。

 


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