モスルでイラク軍が旧市街近くまで前進か

2017.3.6


 military.comによれば、日曜日にイラク軍はモスル(Mosul)西部で、2週間前に新しい前進を始めてから最も激しい衝突に遭遇しました。

 連邦警察特別攻撃師団のハイダル・アル・マチュリ少将(Maj. Gen. Haider al-Maturi)はイスラム国民兵は少なくとも6台の自動車爆弾を出し、それらはすべて兵士に到達する前に破壊されたといいました。

 民兵は家から家へと移動して、狙撃兵を展開していると、彼はいいました。

 日曜日の朝、イラク軍が3カ所からイスラム国がモスル西部で支配する地域に対する攻撃を始めた時に激しい抵抗の波が来ました。

 連邦警察はダワサ地区(Dawasa)の街の主要な政府施設へ接近していて、イラク軍特殊部隊はシュハダ地区(Shuhada)とマンスール地区(Mansour)へ前進しようとしています。

 イスラム国戦闘員は家の中にいくらかの迫撃砲(チーム)と狙撃兵を持っていると、イラク特殊部隊アリ・タリブ少佐(Maj. Ali Talib)はいい、アメリカ主導の同盟国の空爆はイスラム国の防衛の一部を破壊するのを助けたが、衝突はまだ続いていると説明しました。

 alarabiya.netによると、先週、モスルから40,000人以上が追い出されました。

 モスル西部の最も人口過密な地域へ戦闘が近づき、立ち退きのペースはここ数日で加速し、支援組織は街から逃げる人々を収容するキャンプがほとんどいっぱいであるとの懸念を表明しました。

 国際移住機関(The International Organization)のモスルの立ち退き追跡マトリックスは、10月の攻勢開始以来、追い出された人々の人数は、2月26日の164,000人を越え、日曜日に206,000人を越えたことを示します。その数はまだ急増するかも知れません。

 国連は先月、モスル西部で400,00人以上が追い出される可能性があると警告しました。

 即応部隊と対テロリズム部隊は、航空偵察を妨げ、民兵に夜は劇を容易にした悪天候のため48時間の休止の後、日曜日に街への新しい前進を開始しました。

 即応部隊チームは旧市街に近い政府ビルに非常に近いと、精鋭内務省部隊と共にいるメディア担当将校はいいました。

 彼らの前進は激しい狙撃兵と迫撃砲の攻撃に遭ったと、ロイターのカメラマンはモスルから報告しました。

 ニナーワー州(Nineveh)議会とニナーワー州政府ビルを収容する施設は月曜日に占領しなければなりませんと、アブデル・アミル・アル・モハマダウィ中佐(Lt. Colonel Abdel Amir al-Mohammadawi)はいいました。

 施設を奪還する事はイラク軍が旧市街に近い民兵を攻撃するのを助けます。建物が破壊され、イスラム国によって使われていないとしても、それはモスルに関する州の権限を復活する方向へ向けた象徴的進展となります。

 即応部隊はダナダン地区(Danadan)を占領しました。この地区は施設のすぐ南東にあり、その一方で、アメリカが訓練した対テロリズム部隊はタル・アル・ルマン地区(Tal al-Ruman)と南西のソモード地区(Somood)を通じて前進しました。


 記事に登場する地名の正確な位置が分かりませんが、旧市街地に近い場所まで来ているということから、前進は予想を超えて早く進んでいると推定できます。

 これはとても大きな期待が持てます。イスラム国の防衛網は崩壊しかかっていて、間もなくそうなると考えられます。

 地名の位置が分からないので、今回はここまでとします。モスルの詳細な地図が欲しいですね。

 

 


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