南スーダン反対勢力が国家的対話を拒否

2017.3.10


 sudantribune.comによれば、南スーダンの武装反対勢力(SPLM-IO)は武器を捨てず、国家的対話イニシアティブには参加しないと、当局者はいいました。

 「包括的に対する我々の理解は、武器を置いた反対勢力すべてが国家的対話に参加が許されるということです」と、マイケル・マクエイ・ルース情報大臣(Michael Makuei Lueth)は木曜日に言いました。

 サルバ・キール大統領(President Salva Kiir)は昨年12月に対話を発表しました、そして、その運営委員会は今月宣誓することになっています。

 大臣によれば、武装反対勢力軍のメンバーが銃を持って対話に参加することは受け入れられません。

 「戦いを止めなければ、政府と戦っている者は誰もが対話に参加することを許す方法はありません」と、彼は言いました。

 武装反対勢力の指導者、レイク・マシャル(Riek Machar)、平和と安定が国に戻らない限り、このプロセスは決して成功しないと言って、国家的対話イニシアティブを批判しました。

 キール大統領は、国内で対立する党派すべてによって信頼され、本物で、信用されると認められる優れた人物によって率いられると言いました。


 最初から予想されたことで、南スーダン政府はやり方が強引で、反対勢力側は政府打倒を狙っている訳ですから、話がまとまるはずもありません。

 SPLM-IO抜きで国家対話をはじめても、さらに問題はこじれることになり、出口は見えないということになります。結局、武力闘争しか道はありません。そんなところに自衛隊は派遣されています。

 

 


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