海兵隊が犬の治療訓練にロボット犬を使用へ

2017.12.10


 military.comによれば、海兵隊は軍用犬の治療技術を向上させるために、負傷した犬そっくりに動くロボット犬を配備する予定です。

 軍用犬は人間のハンドラーと同じくらいとても危険な領域に直面します。

 新型の超現実的なロボット犬は海兵隊特殊作戦軍の兵士が、負傷したときに四つ脚の戦友の命を救うのを確実にするのを助けています。

 ロボット犬の試作品との訓練を最後に行った海兵隊特殊作戦軍の当局者によれば、犬の技術は米特殊作戦軍と産業界によって進行中です。

 ベルジャン・マリノア似の犬は、多種の負傷をシミュレートするために交換する脚があります。

 以前はオペレーターは、獣医の緊急治療室が使うぬいぐるみのマネキン、「クリティカル・ケア・ジェリー(Critical Care Jerry)」という犬で訓練しました

 これらの犬は兵士が挿管、副子固定、蘇生を練習できるものの、リアリズムは限定されていて、動けないことは医療訓練の課題を示しました。

 新型ロボット犬の配備はすぐに起きることになっています。

 記者発表によると、生産は3月から始まり、軍用犬部隊への配備は4月初旬には始まります。

 アメリカの特殊作戦での軍用犬は広範な役割を果たし、彼らのハンドラーとほとんど同じくらい厳しい選択プロセスの精鋭グループです。

 犬は爆発物の捜索、薬物と戦闘員の嗅ぎ分け、必要なら防御や攻撃に用いられます。

 彼らは人間のパートナーと並んで厳しい訓練を行い、航空機からタンデム降下をしたり、銃撃戦の騒音と混沌の中にいる間、穏やかなままでいるよう調整されます。

 海兵隊特殊作戦軍のリリースによれば、ロボットは内蔵の飛び出しのような最も重傷のいくつかさえ訓練生が治療する練習ができるようにします。

 犬の試作品は心肺蘇生法が行われる時に反応して、彼らの傷が適切に治療されるとき、安定した生体の測定値を示します。

 氏名を公にされない海兵隊特殊作戦軍の多目的犬のハンドラーは声明で「(訓練中にこの能力を持つことは)派遣されたときに自身で勘ぐりをしないのを助けます」と言いました。

 「訓練でこれらのステップを踏み、それらは訓練で機能し、それらが必要なときに機能すると理解できます。ステップを踏み続け、適切にすべてを行う限り、あなたは成功して、犬を救うのです」。


 こういう分野では米軍にはかないません。

 米軍は訓練にシミュレーターを使うのが常です。

 ハンビーがIEDで横転することが増えると、それを訓練するためのシミュレータを作りました。今度は軍用犬の治療用にシミュレーターを開発しました。

 軍隊の訓練で模型を使うのが有効なのは知られています。小銃の説明をするために、米軍は巨大な小銃の模型を作っています。大勢の新兵に構造を説明するのに使います。

 こういうレベルで自衛隊が訓練できているかは疑問です。

 犬を大事するのも米軍の特徴です。米軍の軍用犬訓練施設は巨大で、最新の施設が揃っています。腹腔鏡手術ができる手術室もあります。戦地の司令部には獣医がいて、犬の体と心のケアをします。犬がPTSDになると、軍務から外します。犬が殉職したら送別の式典を行います。

 

 


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