最高裁が葬儀周辺での抗議を禁じる法律を支持

2017.11.28


 military.comによれば、最高裁判所は葬儀の周辺での抗議活動を禁止するネブラスカ州の法律を実施されるままにしました。

 ネブラスカ州は2006年に法律を制定しました。

 法律は葬儀が始まる1時間前から2時間後まで、墓地、霊安室、教会の近くで抗議を行うことを禁止します。

 カンザス州に拠点を置くウェストバラ・バプティスト教派のメンバーは法律に異議を申し立てましたが、下級裁判所で敗訴しました。

 教会のメンバーは通常、軍の葬儀の外側で同性愛反対の抗議を行います。

 この抵抗は、アフガニスタンとイラクでのアメリカ人の死は、国が同性愛を許容することへの神罰だという扇動的な見方へ注意を引きつける方法となってきました。

 最高裁は月曜日、ネブラスカ州法への教会の申し立てには応じないと言いました。


 この事件をもっと詳しく知りたいと思い、ネットを検索しましたが、全米規模のメディアは同じ記事を報じたようです。

 いくらなんでも、葬儀に合わせて抗議活動というのは、勧められることではありません。禁止する州法ができたのも当然と思われます。

 厳粛な葬儀のときに、同性愛許容への抗議を行うことで、メッセージを強調しようという狙いでしょう。

 カンザス州はアメリカ中部の州で、ネブラスカ州と隣接しています。隣の州の問題に首を突っ込もうというのです。ここまで同性愛問題がこじれているというのには驚かされます。中部の州らしい話です。

 訴訟は連邦最高裁まで行くのでしょうか?

 短い記事ながら、色々考えさせられる事件です。

 

 


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