スーダン外相がマシャルの滞在は一時的と発言

2016.9.28

 sudantribune.comによれば、南スーダン反対勢力指導者、レイク・マシャル(Riek Machar)のハルツーム(Khartoum)滞在は一時的なものと、スーダンのイブラヒム・ギャンダ外務大臣(Foreign Minister Ibrahim Ghandour)が火曜日に言いました。

 「南スーダンのレイク・マシャル元第一副大統領をスーダンでの受け入れは一時的です。彼はいまハルツーム病院に入院しており、すぐに出国するでしょう」とギャンダ大臣はいいました。

 「スーダンはどの隣国もの、どの反対勢力もの要塞にもなりません」と彼はさらに強調しました。

 スーダンのトップ外交官は、マシャルがSPLM-IOの指導層がキール大統領の政権を倒すために武装闘争を再開すると決めた3日間の会議が行われたスーダンの首都にいることに抵抗する、南スーダン大使によるスーダン政府への声明に答えていました。

 マシャルはハルツームから南スーダン政府へ宣戦布告をすることはできません」と、月曜日の夜に、マヤン・ダット・ワール大使(Ambassador Mayan Dut Wall)は声明で言いました。

 ギャンダ外務大臣はさらに、「南スーダンの危機を(キール大統領とマシャル副大統領の間の)個人の対立へ簡略化すること」に対して警告し、「それはまったく真実ではありません。問題を彼ら個人へ還元することは、なにも解決を導きません」と言いました。


 記事は一部を紹介しました。

 マシャルが今後、国外で活動すること。マシャル派が武装闘争を展開することが路線として確定したことが分かる記事です。

 ワール大使の声明は、聞いても仕方がない話です。

 紹介していませんが、各地で戦闘が起きていることも複数の記事があり、完全な内戦状態になっていることは明白です。

 何度でも言いますが、自衛隊はそこに派遣されています。

 かつて、日本と中国の紛争を「戦争」ではなく「事変」と表現して、国際紛争とみなされることを避けようとしたことがありましたが、同じテクニックがいまも使われているわけです。

 


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