キール大統領が国連部隊追加を受け入れへ

2016.8.7


 sudantribune.comによれば、南スーダンのサルバ・キール大統領(Salva Kiir)は、国連派遣団が極度の暴力の危険から民間人を守るため、保護を強化して、その戦闘能力を強化するのを助ける地域諸国の追加外国部隊の派遣を受け入れました。

 大統領の側近数名は土曜日、エチオピアのアジスアベバ(Addis Ababa)で開催された政府間開発機構(IGAD)のメンバー国の通常サミットの結果に従って、政府と大統領が追加の外国部隊が国内に派遣されることを受け入れると決めたといいました。

 「政府と大統領は、昨日、アジスアベバで開かれたIGADの首脳・政府サミットの結果を受け入れると決めました。サミットは現在、新しい部隊の委任内容を明確化しています。それは国民が得ていた過去のメッセージとは違いました」と大統領筋は言いました。

 「過去のメッセージは社会を混乱させ、パニックを生んでいました。メッセージは漠然としていて、明確さを欠きましたが、いまは明らかです。それはいまや保護のための部隊で、介入するための部隊ではありません」と当局者は付け加えました。

 当局者は、南スーダンの指導者と政府はいま、地域サミットの結果とアジスアベバに行った政府派遣団からの報告と最終コミュニケを待っているところだと言いました。

 もう一人の政府当局者はこれとは別に、サミットは国連の明確な委任の下で隣国から部隊を送ることを決めたといいました。

 「詳細はまだですが、結果は悪くはありません。しかし、地域部隊の委任は明確に政府の参加の上で明確に定められるということがサミットで合意されました。現在、IGAD事務局の専門委員会で、詳細を決めて、コミュニケを発表するところです。発表がいつかは私は知りませんが、今日かも知れません」と情報筋は言いました。

 彼は「しかし、新しい部隊の委任が、和平合意が定めたとおりに交戦中の派閥の間に緩衝地帯を設けるべきということは明らかです。それは和平合意に違反しようとするすべての側に対応するよう命じられてもいます。

 当局者はさらに、もう一つの非常に重要な委任は、二つの対立する派閥の活動によって民間人が危険にさらされるのを守ることです。政治から軍を分離することで治安の部門を改革する役割を持ちます。

 「これがサミットで合意したことで、政府は結果に満足しています」と彼は強調しました。


 キール大統領は、いまマシャル派を殲滅するのは諦めて、次の機会に回すことにしたのかも知れません。

 おそらく、マシャル派が予想以上に抵抗したので、計画を練り直すのでしょう。そのために手打ちをしたいわけです。

 実質的には、マシャル派の勝ちです。キール派は大軍を持ちながら、反対勢力軍を殲滅し損ねました。

 今度、マシャルがジュバに戻るためには、反対勢力軍の兵数を前回よりも増やすことになります。兵力の均衡を保つことで、キール大統領がマシャルを殺すことを防ぐのです。

 IDAGや国連は、マシャルを第一副大統領へ戻すこともキール大統領に要求するでしょう。

 しかし、こんな環境で、まともな和平が実現するのでしょうか?。 まったく疑問しか残りません。

 

 


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