キール大統領が副大統領に最後通告

2016.7.23


 sudantribune.comによれば、南スーダンのサルバ・キール大統領(President Salva Kiir)はレイク・マシャル副大統領(Riek Machar)にジュバ(Juba)に戻るか解任されるかについて、48時間を与えました。

 最後通告は、ジュバの反体勢力指導者たちが元主席交渉役のタバン・デン・ガイ(Taban Deng Gai)を暫定的な指導者として指名した時に、大統領報道官、アテニー・ウェク・アテニー(Ateny Wek Ateny)によって、声明で記者に対して読まれました。

 「ジュバで働くべく出頭するために、マシャル博士は本日(木曜日)から48時間が与えられました」とアテニーは、最終期限をマシャルが守らないことの意味については述べることなく言いました。

 反対勢力の副議長は、ジュバでの出来事を目撃した国家解放評議会(反対勢力)のメンバー、アルフレッド・ラド・ゴア大将(General Alfred Lado Gore)です。

 反対勢力がマシャルを交替させると広く推測されるものの、この動きは国家統一の暫定政府につながった和平合意の条件下では非合法です。


 記事は一部を紹介しました。

 当然、マシャル副大統領は出てこられるはずはないのですが、それを承知でキール大統領は期限を切った訳です。出てこない奴が悪いという理由づけのためです。

 反政府派はそれを防ぐために、タバン・デン・ガイを代理に使用と考えているのですが、キール大統領がマシャルを解任しようとしているのと同じく、これも和平合意に反する行為となります。どちらも和平合意の取り決めから遠ざかっていることは問題視しなければなりません。

 国際機関が双方の行動を批判し、和平合意を守るよう主張する必要があります。

 


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