トルコがアメリカがテロ組織に武器提供と非難

2016.6.2


 alarabiya.netによれば、トルコはアメリカが支援するシリアのクルド軍がトルコ政府と戦うクルド人反政府派にアメリカとスゥエーデンが共同で製造した対戦車ロケット砲を提供しているといいます。

 トルコはクルド人民防護部隊(the Kurdish People's Protection Units: YPG)が非合法のクルド労働党(the Kurdistan Workers' Party: PKK)の拡張組織と考えており、テロ組織とみなしています。

 しかし、シリアクルド軍(The Syrian Kurdish force)はイスラム国との戦いにおいてアメリカの同盟です。

 トルコのビナリ・ユルドゥルム首相(Prime Minister Binali Yildirim)は水曜日、シリア国境付近での対PKK作戦の間にロケットが押収されたことはYPGがアメリカが提供した武器をPKKに譲渡していることを示すと言いました。

 米国防総省の報道官、クリス・シャーウッド(Chris Sherwood)は、武器はPKKのためのものではなく、アメリカはこのグループへいかなる武器もわたったと承知していないといいました。


 記事は一部を紹介しました。

 対戦車ロケット砲の機種名は記事に書いていなかったので、どんなロケット砲かは分かりません。アメリカがクルド人に誘導型の対戦車ミサイルを提供していることは分かっていますが、他にも非誘導型の対戦車ミサイルもあり、どちらがPKKに渡ったのかは分かりません。どちらかにより、脅威の度合いはかなり変わります。

 この件がラッカ攻略へのアメリカの関与に悪影響を与えないことを願うばかりです。

 


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