モスル奪還の前哨戦が開始へ

　alarabiya.netによれば、イラク軍は木曜日、イラク軍と民兵が困難で長期に及ぶモスル（Mosul）を奪還するための攻勢を開始したと言いました。

　イラク軍と人民動員軍は、モスルが州都のニナーワー州（Nineveh）で征服作戦の最初の段階にあると、イラクの統合作戦司令部は声明で言いました。

　イスラム国が支配しているケヤラ（Qayyarah・kmzファイルはこちら）と、イラク軍がここ数週間集結しているマクムール（Makhmur・kmzファイルはこちら）の間にある４つの村が占領されました。

　イラク軍は作戦のこの段階がどれくらい行われることになっているかを言わず、イラク軍は未だに街自体を占領する位置にあるにはかなり遠いように見えます。

　統合作戦司令部は2014年の電撃的な攻勢の間にイスラム国が占領した国の広い部分を奪還するためにイラク軍による戦いを調整しています。司令部には反撃におけるイラク軍のための航空支援、訓練、軍事顧問を提供する米主導の同盟国の代表を含みます。

　イラク軍は先月のラマディ（Ramadi）奪還を含めた、イスラム国に対する重要な最近の進展を見ました。

　しかし、モスルはシリアのラッカ（Raqa）と共に民兵たちの主要ハブの一つで、イラク軍にとって主要な目標です。

　街中の民兵と民間人の人数の多さと、イスラム国が防御の準備にかける時間を考えると、専門家は街を奪還するどの戦闘も困難だろうと警告しています。

　対イスラム国の米主導作戦の指揮官、ショーン・マクファーランド中将（Lieutenant General Sean MacFarland）はイラクの将軍たちは2016年末から2017年初頭まではモスルを奪還できるとは考えないと言いました。

　ラマディとティクリート（Tikrit）のような街を奪還する戦いで彼らがやったように、イラク軍は街への攻撃を開始する前にモスルの補給路を遮断するためにゆっくりと丹念に活動することになっています。

　数千人の兵士は、攻撃準備のために、２月にモスルの南東70kmにあるマクムール（Makhmur）の基地へ派遣されました。

　ペシュ・メルガの副指揮官、アラズ・ミルカーン（Araz Mirkhan）は木曜日に攻勢が始まったと言いました。

　「マクムールのイラク軍はモスルの南にあるケヤラに向けて前進を開始しました」と言いました。「この前進はダーイシュのテロリストから４、５カ所の村を解放させました」。

　記事は一部を紹介しました。

　ようやく始まりましたが、まだ外堀を埋めるところで、それに着手したところです。

　モスル奪還に2016年末から2017年初頭までかかるという見積もりは、イラク軍の正直なところでしょう。イラク軍のだらしなさは、これまで数々の事件を生んできました。多分、妥当な数字と思います。以前にもこれに近い見通しが出ています。

　思ったよりも目新しい情報もなく、とりあえずコメントはこれくらいです。