リビア軍がイスラム過激派に対して前進

2016.2.22


 alarabiya.netによれば、リビア東部の政府に属する軍隊は日曜日、イスラム過激派戦闘員をベンガシ(Benghazi)の地区数カ所で押し返し、戦略的に重要なマリサ港(Marisa)を占領しました。

 リビア国連軍(The Libyan National Army)はベンガシの南約150kmにあるアジャビア(Ajdabiya)を占領したとも言いました。

 ムアマール・カダフィ大佐(Muammar Qaddafi)に対する反乱以降、トリポリ政府(Tripoli)と東部は権力をめぐって戦い、石油利権を分け合っています。

 安全保障の空白につけ込み、イスラム過激派は存在を増し、イスラム国に従う民兵はアジャビアの西にあるシルト(Sirte)を支配します。

 リビア第二の都市、ベンガジは軍指揮官、カリファ・ハフタル(Khalifa Haftar)が2014年にイスラム過激派とその他の武装グループに対する作戦を始めてから最悪の暴力をみました。

 第309大隊の報道官は、マリサ港だけでなく、軍は近隣のアル・ハリス(Al-Halis)を支配し、土曜日に激戦をまた地区へ前進したと言いました。

 軍は日曜日の戦闘で少なくとも兵士3人と過激派戦闘員15人が殺されたと言いました。

 過激派はマリサ港から武器を受け取っていたため、その占領は軍にとって大きな獲得です。

 「我々はマリサ港の占領によりベンガシの過激派への補給路を完全に切りました」と報道官は言いました。


 記事は一部を紹介しました、

 リビアはイスラム国がシリアとイラクからここへ転戦するかという視点で見なければなりません。そろそろ、リビアの動きも同時に見ていかなければいけないので取り上げました。今後、頻度を増やしていきたいと思っています。

 


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