南スーダン参謀長が回復へ移行か

2016.12.26


 sudantribune.comによれば、南スーダン大統領府は土曜日、南スーダン軍参謀長の健康状態の重大性を軽視し、彼は健康であると言いました。

 大統領報道官、アテニー・ウェク・アテニー(Ateny Wek Ateny)は、12月20日にケニヤの首都ナイロビの病院で、ポール・マロン・アワン参謀長(General Staff Paul Malong Awan)を訪問し、彼がまったく健康にみえるのが分かったと言いました。

 「私は敵対者だけでなく支持者に、軍参謀長ポール・マロン・アワンが事実、ナイロビ病院に入院しているものの、非常に安定した状態にあり、現在は完全に回復していることを保証するためにこの情報を書こうと思いました」とアテニーはいいました。

 アテニーは、ジュバ(Juba)に戻る前に個人的にアワンを訪問したと付け加え、アワンは希望的観測をする者が望んだとおりに悪い状況にはないと強調しました。

 国営放送は金曜日の夜に放送した映像で、弱々しく見え、何を言いたいのかが分からない将軍の映像で、大衆に彼が健康状態を保証しようとして、彼は健康だと言いました。

 軍高官は彼はマラリアと高血圧だと診断されたと言いました。

 ケニヤ大統領ウフル・ケニヤッタ(Uhuru Kenyatta)と副大統領のウィリアム・サモエイ・ルト(William Samoei Ruto)も23日の金曜日、24日にナイロビ病院にそれぞれアワン将軍を訪問し、早い回復を望みました。

 アテニーは、噂と比べて、アワン将軍がまったく健康であることが分かったと言いました。

 「マロンは他のいかなる時よりもいま、南スーダン人にとって必要です。だから、彼の早い回復を祈ることは、よき南スーダン人すべての義務です」と彼は付け加えました。


 記事にはマロン大将とケニヤッタ大統領が並んで立つ写真も載っており、やはり峠は越えたものとみられます。

 それにしても、ケニヤと南スーダンの濃密な関係が、ケニヤ大統領らが見舞いに来たことでもうかがえます。これはケニヤが相当に南スーダン寄りであることを思わせます。今後はこの関係に要注意です。

 





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