南スーダン軍が国連派遣団の報告を否定

2016.12.2


 sudantribune.comによれば、南スーダン軍は予想される反対勢力戦闘員に対する乾期の攻勢を支援するためにグレーター・エクアトリア地域(Greater Equatoria)で手助けをして、移動したという、木曜日に国連派遣団による安保理に示された報告を否定しました。

 南スーダン国連派遣団は木曜日の記者会見で、軍の移動は政権交代と制裁を構成するための策略だといいました。

 しかし、南スーダン軍はこの地域で行われた活動は、この地域で2年間勤務した兵士の交替であると認めました。

 「これらは民兵ではなく、南スーダン軍兵士です。彼ら(UNMISS)はこれを彼らが知る理由のためにねじ曲げています」と声明は部分的に読めました。

 報告は進行中の軍事活動をアメリカとその他の西欧諸国が活動を継続するのを確実にするために取り組むものと同じ定期的な軍の変化と同一視しました。

 声明は「アメリカでは、彼らは兵士を交替させませんか?。イラクとアフガニスタンの兵士は2001年以降、ずっとそこにいますか?。この導火線はなんですか?。パニックがあってはいけません。大衆は穏やかなままでいて、エクアトリア地域で兵士の増強がないことを知る必要があります。それは通常の兵士の交替です。我々の指揮官すら敵敵移動を受けます。我々はこの前、彼らを移動させました。我々はワウ(Wau)にいた者をレンク(Renk)へ連れて行きました。そして、レンクの者はベンティーウ(Bentiu)などへ。これは指揮と作戦を続けるのを確実にするためになされました」と付け加えました。

 これは停戦監視団が不穏なイエイ(Yei)へのアクセスを拒否された後で起こりましたが、南スーダン軍報道官はそれは熟考した上での活動で、軍は通知されていなかったと説明しました。

 政府軍のために話したルル・ルアイ・コアング准将(Brigadier Gen. Lul Ruai Koang)は声明で、「合意はCTSAMMが評価、確認のために移動するときはいつでも、彼らは南スーダン軍と反対勢力の代表者を連れていなければならないといいます。この件で、どの派閥の代表もイエイに行こうとしたチームにいませんでした」といいました。

 彼はさらに、合意に従って適切な手順とプロトコルを厳守するなら、CTSAMMはイエイへ行くのを許可されると付け加えました。


 事実関係はこれだけしか示されておらず、国連と南スーダン政府のどちらの説明が政党なのかは不明です。

 しかし、国連が合意を無視した行動をするとは思えず、南スーダン政府が嘘をついている気はします。

 首都で騒ぎになると、また問題にされるので、監視団の目が届きにくい地方で戦闘を展開する方針なのかも知れません。

 国連がさらにコメントを出すはずですので、それに注目する必要があります。

 悪党揃いの南スーダン政府に国連がたしなめられるという構図は、なんとも嫌な感じがします。



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