キール政権の女性副大臣が辞任

2016.12.17


 16日付けのsudantribune.comによれば、南スーダンの大臣が辞任し、この決定に多くの国民が驚きました。

 ナシケ・アラン・ロチュル労働・公共サービス副大臣(Nasike Allan Lochul)は、サルバ・キール大統領(Salva Kiir)と彼の政権メンバーの2015年の和平合意を実行するための政治的意志の不足に言及しました。

 大臣は和平協定を実行するための政治的な意志の欠如と大統領と政府高官によるヘイトスピーチの扇動が彼女に辞任を余儀なくさせました。

 「国民に仕えることに関心がある政治家にとして、南スーダン共和国の紛争の合意による解決を実行することへの意志の欠如、大統領と多くの政治と軍隊の中の政府高官によるヘイトスピーチの扇動のために、私は偽物の国家統一の暫定政権(Transitional government of national unity: TGONU)を離れることを決めました」とロチュル副大臣は書簡の中で書きました。

 副大臣は元第一副大統領レイク・マシャル(Riek Machar)の指導下の武装反対派閥に忠誠を誓っていると宣言し、それはキール大統領よりも国家の転換と統一のビジョンを持っているといいます。

 「私はSPLM-IOへの忠誠を宣言します。それは我が国が破滅的な崩壊を避けるのを助けるために疲れ知らずに働き、支援を市民に頼り、ビジョンを持ち、この国を南スーダンの64の部族すべてのためのものにします」と副大臣は辞任の書簡の中でいいました。

 「従って、無辜で謙虚な南スーダン国民を守るために、私は自由と民主主義の声、SPLM-IOに参加し、現在の部族的で専制的なジュバの政権を辞めます」と彼女は付け加えます。

 辞任するまで、ロチュルは国家立法議会の東エクアトリア代表のメンバーでした。この地位は2005年に有権者に選ばれたもので、2010年から2011年にスーダンから分離した後まで維持されました。


 日本政府の考えたストーリーは、キール政権は南スーダンの和平合意を実行しようとしていて、ごく一部の者たちがそれに反対していて、その他犯罪者集団などがごく低レベルな攻撃を仕掛けているというものです。

 しかし、その見解に真っ向から反対して、政権を離れた人が現れました。日本の外務省はこれを無視するでしょう。国会で野党に追及されても、一部による動きであり、大勢に影響ないというでしょう。

 国連は南スーダンが民族浄化に向けて動いていると主張しています。

 どれが真実なのかは、もはや論を待たないのですが、日本政府は最後まで南スーダン派遣を続け、実績を積もうとしています。そのために「神話」を作り上げ、それを日本国民に信じ込ませようとしています。

 こういうやり方を続けると、いつか大きな失敗をすることになります。

 



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