マシャルが人道問題部長を指名

2016.11.15


 sudantribune.comによれば、南スーダンの反対勢力指導者、レイク・マシャル(Riek Machar)は反対勢力が支配した地域の支援組織の活動を管理するために新しい人道問題部長を指名しました。

 イェイン・サング・ルアニー(Yien Thiang Luany)の氏名は11月11日に有効になりました。

 「私、レイク・マシャル・テニー・ダーガン(Riek Machar Teny-Dhurgon)はここに、SPLM/SPLA-IOの議長で指揮官のディー・イェイン・サング・ルアニー(Cde Yien Thiang Luany)を11月11日に発効として人道問題部長へ指名しました」とマシャルが発行した命令はいいました。

 武装反対勢力のメンバー数人はルアニーの指名を確認しました。

 この地位はジョングレイ州(Jonglei)の元副知事、フセイン・マー・ニュオット(Hussein Mar Nyuot)が占めていました。彼は現在、南スーダンの国家統一暫定政府(TGoNU)の南スーダン人道問題担当大臣です。

 マシャルの後継者の盟友、ニュオットは7月に反対勢力指導者が再発した暴力の発生から逃げたとき、首都に残りました。


 南スーダン政府が持つ人道問題担当大臣と同じ役職を反対勢力の組織内にも設け、彼らの組織が遜色がない、政府としての格を持つことを示そうという動きです。

 それだけに、反対勢力の活動も活発なものになるだろうといえます。彼らは自分たちこそ南スーダン政府だと思っています。



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