キール大統領が復讐殺人を禁止へ

2016.10.19


 sudantribune.comによれば、南スーダンのサルバ・キール大統領(Salva Kiir)は州知事に、和解の時であり、怒りと恨みからくる行為を捨てるべきときだと言い、狙いを定めた殺人の犠牲者の家族による復讐殺人を統制するよう命じました。

 大統領はエクアトリア地方で、彼が出身のディンカ族のメンバーを狙った最近の殺人の報告に言及していました。

 「私は州知事に、特に狙いを定めた殺人の犠牲者がいる可能性がある州で州民に対する報復行為を抑えるよう望みます。復讐の時ではありません」とキール大統領はいいました。

 「怒りと恨みからくる行為は、我々をどこにも連れて行きません。そうした行為が彼らになされたのは初めてではないのだから、狙われた人々は穏やかなままでいるべきです」と、キール大統領は日曜日にジュバ(Juba)の彼の住居で、州知事数人との会議でいいました。

 大統領は特に、中央・東エクアトリア州の幹線道路に沿った狙いを定めた殺人をあげました。

 彼はジュバ・イエイ線(Juba-Yei)、ジュバ・ニムレ線(Juba-Nimule)上での罪なき人々への待ち伏せ攻撃は、国内で混乱を起こそうとする平和の敵の行為だといいました。

 「この前、ジュバのいくつかの地域を回ったとき、私は復讐の時ではない、許しのときだといいました。我々に人々を殺した者たちがいるとしても、彼らは何をしているかが分からないのだから、それでも彼らを許します」と、彼は付け加えました。

 大統領は彼がポール・マロン・アワン参謀長(Paul Malong Awan)とその他のディンカ族の将官へ、最近の道路上での狙いを定めた殺人について、エクアトリアの人々に対する戦争を宣言したとの嫌疑は、状況を利用したい人々が作り出したという、先のコメントを繰り返しました。

 「それは真実ではありません。これらの噂は平和の敵によって作られます。平和を望む人々がいれば、恐怖と混乱を作るために状況を生み出したい人々がいます。彼らが作り出した混乱のために、市場のトレーダーが店を閉めたとき、彼らはそれを利用し、人々の店へ行き、そこで何でも手に入れました。この状況は許されず、犯人を特定し、対処する方法をみつけなければなりません」と、彼は主張しました。


 どの口が言うのかと言いたくなりますが、要するに、ヌエル族が各地でテロ戦術を展開しているので、それを防止したいということです。そのために州知事に弾圧を命じたということです。

 最近、欧米で評判が悪いので、表面上、軟らかい表現にしていますが、真意は邪魔者は殺せということです。

 バカバカしくて、これ以上、コメントしたくありません。



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