イスラム国がトルコでロシア人誘拐計画

2016.1.28

 alarabiya.netによれば、ロシア連邦観光庁は水曜日、イスラム国がトルコでロシア国民を誘拐する計画を立てていると警告しました。

 「トルコ観光当局によると、イスラム国の指導者がトルコでロシア人の中から人質をとる計画を立てています」と同庁は声明で言いました。「人質は公開処刑を行うため、シリア政府と同盟国との戦闘で人間の盾として使うために民兵が支配する領域へ転送できます」「従って、我々はトルコへ向かう独立した旅行客すべてに個人の安全を確保するための可能な全ての手段をとることを警告します」。

 トルコは長い間、ロシアの一番の外国人観光客の目的地でしたが、これは11月にトルコ機がシリア国境でロシア軍機を撃墜した後は突然終わりました。ジェット機撃墜への報復の一環として観光庁が組織したツアーはロシア政府により禁止されたため、警告は本質的にトルコに残っているロシア人観光客すべてを対象としています。


 記事は一部を紹介しました。

 イスラム国がトルコ国内でロシア人を誘拐しようとすることには驚きませんが、トルコ観光庁がロシアにそれを通告していたことは驚きです。両国の関係はそこまで悪化していないということです。

 ロシア連邦が用意したトルコ行きのツアーはないものの、独自にトルコに行くことまでは禁止されておらず、そうした旅行者への注意喚起が必要だったのです。少しホッとさせられる情報です。

 


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