ジャカルタのテロ事件はイスラム国による犯行

2016.1.16


 alarabiya.netによれば、インドネシアの首都ジャカルタで起きた自爆テロはイスラム国によるものだと警察は金曜日に言いました。警察は攻撃犯の1人の家からイスラム国の旗を押収し、全土で行った強制捜索で容疑者1人が殺されました。

 国家警察バドロディン・ハイチ大将(National police chief Gen. Badrodin Haiti)は木曜日の攻撃はバールン・ナイム(Bahrun Naim)を通じたイスラム国の犯行と判明したと言いました。ナイムは2011年に武器の不法所持で1年間服役したインドネシア人で、現在、シリアでイスラム国と戦っています。イスラム国の支持者たちも木曜日にツィッターで犯行声明を流布しました。

 イスラム国は全世界から約30,000人の外国人戦闘員を惹きつけ、数百人はインドネシア人とマレーシア人です。イスラム国とのつながりは、証明されればインドネシア軍へ課題をもたらします。

 これまでに、このグループは木曜日のような計画(5人が爆弾、銃、自爆ベルトでスターバックスと交通検問所を攻撃)を立案し実行する能力を持つ活動セルを持たないシンパだけと知られていました。2009年以来インドネシアにおける最初の大きな攻撃で、彼らは2人(カナダ人とインドネシア人)を殺し、20人を負傷させました。民兵たちは自爆ベストと警察により死亡しました。

 ハイチ総監は金曜日の祈りの後、記者に「攻撃はバールン・ナイムを通じるシリアのイスラム国によるものと分かりました」と言いました。彼は詳細を語りませんでした。彼は5人の攻撃者の1人を、アチェ(Aceh)での軍事訓練に関与したために2010年に禁固7年を宣告されながらも、早期に釈放されたスナキム(Sunakim)だとも言いました。

 警察はインドネシア全土で強制捜索を行いましたが、逮捕された者たちが爆弾につながりを疑われたのかや、警察が事件の余波においてより広範な取り締まりの一環として民兵たちを逮捕したのかは不明です。

 彼らは防犯カメラのビデオ映像で事件の部分的な再現を解説し、その一部はスターバックスの客の1人が、爆弾犯が自爆する前に拘束から逃れるのを示しました。警察は客を特定せず、この人が軽傷を負ったと言いました。

 国家警察の報道官、アントン・チャリヤン少将(Maj. Gen. Anton Charliyan)は、イスラム国の旗が攻撃犯の1人の家から見つかり、強制捜索はジャバ(Java)、カリマンタン(Kalimantan)、スラウェシ(Sulawesi)で行われ、4人が逮捕されたと言いました。チャリヤン少将はジャカルタ郊外のデポク(Depok)で未明に逮捕された3人は、すでに攻撃に関係がないとされた言いました。

 ハイチ大将はインドネシアで最大のイスラム急進派、イスラム国に忠誠を誓った東インドネシア・ムジャヘディン(the East Indonesia Mujahidin)を率いるアブ・ウォダー・サントソ(Abu Wardah Santoso)が隠れている中央スラウェシでの銃撃戦で容疑者が殺されたと言いました。彼はこの男は木曜日の攻撃と関係がないと言いました。


 記事は一部を紹介しました。

 最初は犯人がイスラム国を名乗っただけと思っていましたが、バールン・ナイムが指揮して、インドネシア国内のシンパにやらせたものだと分かりました。ただ、そう判断した根拠がほとんど書かれていません。他の記事を見ても、明確な証拠はないようです。しかし、彼くらいしか該当する人物がいないということでしょうか。

  パリの事件を模倣したようですが、それほどの戦果は出せなかったようです。しかし、今後はさらに強化した計画を実行するかもしれません。

 いよいよアジアまでイスラム国の脅威が迫ったということです。このように地球の反対側で起きているからと事態を軽視することが危険です。シリアで内戦が始まった時、ここまでは予想できなかったものの、火種は早期に消すべきという判断から、私はシリア内戦の早期終結のために空爆を行うべきだと言いました。この紛争がテロ組織を惹きつける危険性を感じたからです。

 銃や爆弾を使わなくても、簡単なテロ攻撃は可能です。


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