タリバンがマンスールを指導者に決定

　globalsecurity.orgによれば、タリバン高官はムラー・オマル（Mullah Omar）の死に続くグループ内の分裂の解決を発表し、新しい指導者、ムラー・アクタル・マンスール（Mullah Akhtar Mansoor）への忠誠を誓いました。

　パシュト語の声明で、タリバンの公報、ザビウラ・ムジャヒッド（Zabihullah Mujahid）は、合意は高名な聖職者と長老の会合の間になされたと言いました。

　オマルの長男、モハマッド・ヤクーブ（Mohammad Yaqoob）と彼の兄弟、ムラー・アブドル・マナン（Mullah Abdul Manan）は会合に参加したマンスールに対する全面的な支援を発表しました。

　米政府のアフガニスタンとパキスタン担当特使、ジャレット・ブランク（Jarrett Blanc）は、イスラマバードで記者に、彼がタリバンとアフガン政府の和平交渉がすぐにカブールで再会されることに楽観的だと言いました。

　記事は一部を紹介しました。

　やっと、ごたごたが収まったようです。内紛がぶり返したりしないことを願います。タリバンの結束を望むなんて、イスラム国がアフガンに侵入していなければ考えなかったでしょう。

　タリバンの奇妙な行動は西欧諸国が彼らを政治権力として承認できない理由となっています。女性への教育を否定したり、残虐な刑罰を科したり、相容れない要素が多すぎます。彼らが公的な立場を得るために、自分たちの考えを変えるかがポイントです。規律が厳格で統率力が強いタリバンは、その問題さえ解決すれば受け入れられる余地があります。そうすれば、イスラム国への対抗勢力として頼りになる存在になるのですが。