日本のオスプレイ購入を米は歓迎

2015.7.21


 defensetech.orgによれば、米国防総省当局は日本へのV-22「オスプレイ」の売却は米日の軍事協力を強化し、太平洋上で緊張が増す時、中国の強引な振る舞いとバランスをとるのを助けるために島国の能力を向上させると言いました。

 日本国防軍のオスプレイ獲得は、日本と隣国中国との間の緊張が悪化しているよう見える時に行われました。二ヶ国は東シナ海の競合する島を巡って行き詰まっているだけでなく、中国は最近、日本の議会が日本軍が第2次大戦以降で初めて海外に派兵できる法案を通過させたことを批判する声明を出しました。中国外務省の華春瑩広報官(Hua Chunying)は声明で「日本が独占的な防衛指向の政策を放棄するどうかを尋ねることは完全に正当化される」と言いました。

 アメリカの大きな関与によってその憲法の中に織り込まれている日本の専守防衛政策は第2次大戦後、施行されてきました。しかし近年、日本は国際的な軍事行動を増加させ、国内の一部の者たちは日本がさらに攻撃的な軍事能力を発展させることを擁護しています。

 「我々は心から、日本側が中国の主権と安全保障上の利益を台無しにして地域的な平和と安定を麻痺させるのを控えるよう訴えます」と華広報官は声明で言いました。日本軍は第2次大戦が完全に勃発する前、1937年に中国を侵略しました。

 オスプレイ5機の売却はティルトローター機の最初の国際的売却となります。

 280ノット(519km/h)と戦闘半径450マイル(724km)で、オスプレイは特に水陸両用能力を持った時に軍の機動・投射能力の点で方程式を変えます。オスプレイは背後に武装した兵士24人と車両と大砲を吊して運搬できます。

 対外有償軍事援助で国防総省と密接に活動する米国務省は米日軍事協力の証拠としてオスプレイの売却を歓迎しました。対外有償軍事援助の下での「V-22B Block C」の販売は日本の自衛隊の人道支援、災害救助能力、水陸両用作戦の支援能力を大幅に拡大します。

 売却は日本の当局が国内の批判者たちからの、オスプレイの初期の劣悪な安全記録を批判する抵抗に遭った後で遅れました。

 取引には日本人がティルトローター機の価値を最大にするのを助けるための訓練の支援と装備を含んでいます。


 記事は一部を紹介しました。

 一部、自衛隊のことを「The Japanese Defense Forces(日本国防軍)」と書いているところがありました。後半には「the Japan Self-Defense Forces(日本自衛隊)」と書かれています。書き分けた理由は不明です。

 この記事は真に受けなくても問題ありません。アメリカが巨額の装備を日本が買うのを歓迎するのは当たり前です。経済的な利益だけでなく、共通する装備を持っていれば何かと便利という面で、反対する理由はありません。

 そこで、何か理由をつけなければなりません。

 人道支援、災害救助に使うにはオスプレイはダウンウオッシュが強くて不向きなことは昨日の記事で紹介しました。ネパール地震に派遣された米軍のオスプレイはダウンウォッシュで民家の屋根を吹き飛ばしたり、砂塵を巻き上げて予定した着陸を断念したりしています。

 水陸両用作戦の支援能力も期待薄です。オスプレイを運搬する船がないので、オスプレイは離島まで荷物を満載して長距離を飛ぶ必要があるからです。昨日の記事に書かれているとおり、オスプレイはエンジン1個でも飛べますが、それは低高度、荷物がないなどの好条件の場合だけです。兵士24人を満載したり、大砲を吊り下げて沖縄から尖閣諸島まで400km以上を飛んで行くことが現実的なのかということです。しかも、途中でトラブルがあれば、機体と乗員は海中へ落ち、全滅する可能性が高いのです。

 オスプレイを搭載し、水陸両用作戦の指揮統制を行う強襲揚陸艦の建設計画はまったく立っていませんし、いくらかかるのかも分かっていません。

 私にはこれは、中国がロシアから不要になった空母を買い、空母艦隊を作ると空騒ぎをしているのと同種の話にしか見えません。

 


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