シリア難民がヨルダン国境地帯で立ち往生

2015.6.5


 alarabiya.netによれば、人権団体「Human Rights Watch」は水曜日、非公式の越境場所を閉鎖した後、数百人のシリア難民を僅かな支援しか与えず砂漠に立ち往生させたままにしているとヨルダンを非難しました。

 声明で人権団体は3月以来「ヨルダン当局は(移動を)大幅に制限しました」と言いました。団体は越境場所が閉鎖された後、大量の難民がヨルダン国境のすぐ内側で立ち往生していることを示す衛星写真を分析していると言いました。人権団体はこれらの人々には食糧、水、医療支援が僅かしか与えられていないと言いました。「ヨルダンは立ち往生した人たちがさらにヨルダン内部へ移動することを許可し、国連難民高等弁務官事務所に彼らを亡命希望者として登録させるべきだと、団体は言いました。

 ヨルダンは2013年中期までシリアとの越境場所を開放してきましたが、その後、越境場所の数と入国を許可する難民の数を制限しはじめました。「ヨルダンは、シリアの難民の必要を満たすためにどんな事でもしました」と、団体の中東北アフリカ担当ナディム・ホーリー(Nadim Houry)は言いました。「しかし、それは新しい到着者を国境地帯に数週間も効果的な保護と定期的な支援なしに打ち捨てる理由にはなりません」。約600,000人のシリアの難民がヨルダンで国連に難民登録しました。ヨルダンは非公式にシリア人150万人を抱えているといわれています。


 記事は一部を紹介しました。

 ヨルダン政府が動くべきなのは当然ですが、これまでヨルダンは多数の難民を受け入れています。現状ではいつまで経ってもシリア内戦は終わらず、難民が出続けることになります。世界がこの地域に無関心で、イスラム国が自国に影響を及ぼすかどうかだけにしか興味がないため、効果的な解決策がとられないのです。

 いつも思うのは、世界がもっとこの問題に力を入れれば、少なくともこういう事件は起こらないということです。

 


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