イラクで米軍とイランの民兵が一時同居

2015.6.25


 alarabiya.netによると、米国防総省は火曜日、ワシントンが450人の増援を送った軍事基地に少数のシーア派戦闘員がいると言いましたが、米軍と共に作業はしておらず、シーア派の戦闘員とのつながりに関する懸念を強調しました。

 広報官スティーブ・ワーレン大佐(Colonel Steve Warren)は、シーア派戦闘員の小グループがタカダム基地(Taqaddum・kmzファイルはこちら)にいるものの、2桁の低い数字で、完全な部隊の形ではなく、米軍と交流はしていないと言いました。

 タカダムはラマディ市とスンニ派のアンバル州(Anbar)を奪還する戦いにおいて主要な地域です。

 ワーレン大佐はシーア派戦闘員は戦略的基地でイラク政府と調整を行っており、アメリカはシーア派民兵部隊が撤退した空軍基地へ兵士を派遣することを条件にしたと言いました。「ある時点でタカダムにシーア派は民兵部隊がいました」「我々がそこへ到着する条件の一つは、これらの部隊がタカダム空軍基地から移動することでした」。


 記事は一部を紹介しました。

 驚いて読み始めた記事でしたが、ごく一時的な同居だったようです。

 米軍はタカダム基地に支援用の拠点を置き、イランの民兵部隊はさらに前進してラマディに接近したのだと考えられます。米軍はタカダム基地から情報収集と空爆の指示を行うのでしょう。ということは、間もなくラマディ奪還作戦が始まると考えて間違いなさそうです。

 


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