中国が人口島に自走砲を配備?

2015.5.30


 military.comによれば、中国が南シナ海で建設中の人口島(kmzファイルはこちら)に大型の大砲車両2台が見つかったと米当局者が金曜日に言いました。

 発見は少なくとも数週間前にアメリカによってなされましたが、兵器が今もそこにあるかどうかや見えないところに隠したのかは不明です。国防総省広報官、ブレント・コールバーン(Brent Colburn)は、アメリカが大砲に気がついていると言いましたが、諜報上の問題だとして詳細を提供することは拒否しました。国防当局者は兵器は自走砲だと説明し、アメリカやアメリカ人の領域に脅威を及ぼさないと言いました。当局者は公に問題を語る権限を与えられておらず、匿名で話しました。


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 国内記事では「兵器」としか書いていないので、対空ミサイルでも置いたのかと懸念していましたが、なぜか自走砲です。これは陸上戦闘用の武器で、戦闘部隊を後方から支援するための兵器です。射程が長く、近い場所は撃てないので、狭い島の防衛に用いるには難があります。なぜこれを、まだ島を建設中に配備したのでしょうか。島は一番長いところで600mくらいしかありません。まったく意図が分かりませんが、周辺の島に何者かが上陸した場合、砲撃するためなのかも知れません。これは考えすぎという感じがします。中国は誰も信じられないのでしょうか。今後、色々な兵器を搬入するのかも知れませんが、その最初が自走砲とは想像もしませんでした。

 


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