オスプレイ墜落原因は不明のまま

2015.5.20


 military.comによれば、現段階でハワイで墜落したオスプレイの事故原因は分かっていません。

 事故で死亡したのは24歳のジョシュア・E・バロン伍長(Cpl. Joshua E. Barron)でした。海兵隊は当初「落下着陸(hard landing)」と呼びましたが、後の発表では「墜落(crash)」と呼びました。

 日曜日に訓練地域の近くでオアフ島の住人が撮影したビデオ映像はオスプレイ3機が、訓練のために兵士を降ろすために着陸する準備をして、ヘリコプターモードでゆっくりと縦隊で飛んでいるのを示しました。後にビデオ映像は大破したオスプレイの残骸から黒煙が吹き上がるのを示しました。

 スティーブ・ワーレン陸軍大佐(Army Col. Steve Warren)は「火災があり、現時点では火災が落下着陸を引き起こしたのが火災なのか、火災が後で起きたのかどうかは不明です」と言いました。「火災に火災に関連する負傷がありました」。

 バロン伍長は第15海兵遠征部隊第161海兵中型ティルトローター飛行隊に配属されたティルトローター機のクルーチーフでした。


 記事は一部を紹介しました。

 今朝のテレビニュースで墜落地点が滑走路の交差地点と分かり、ここを目印に兵士を降ろす訓練をしていたことが確認できました。下の図中心付近の滑走路が交差している場所です。

写真は右クリックで拡大できます。

 原因が何であれ、オートローテーション機能がないため、揚力を失うと一気に墜落するオスプレイの欠点は否定できそうにありません。

 


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