ヌスラ戦線などがイドリブを政府軍から奪還

2015.3.30


 BBCによれば、イスラム主義の反政府派はシリア北西部のイドリブ(Idlib・kmzファイルはこちら)を政府軍から奪いました。

 人権団体「The Syrian Observatory for Human Rights」はアーラー・アル・シャム(Ahrar al-Sham)とジャンド・アル・アクサ(Jund al-Aqsa)、ヌスラ戦線(Nusra Front)が土曜日に街を奪ったと言いました。

 イドリブはラッカ(Raqqa)がイスラム国に占領された後、反政府派の手に落ちた二番目の地方都市です。人権団体は民兵グループが4日間の激戦の後、街を占領したといいました。シリア政府は損失を認めていません。国営テレビは「軍隊は状況を回復するために激戦を戦っています」と報じました。

 alarabiya.netによれば、シリア軍は土曜日、イドリブ郊外で再編成中だと治安筋とメディアは言いました。

 「軍隊はテロリストの部隊と対決するためにイドリブ郊外で再配置をしていて、彼らの攻撃を撃退するために最高の位置にいます」と治安筋は言いました。

 政府系のアル・ワタン紙(The Al-Watan)は、シリア軍が街の南で再グループ化する作戦を実行したと言いました。


 記事は一部を紹介しました。

 今日もバタバタしていて、記事を簡単に紹介します。早いところ、今やっていることを終わらせて、落ち着きたいものです。

 進展は進展ですが、反政府派の過激派筋が占領したこと。街の取り合いは過去から続いていて、政府軍が奪い返す可能性も高いこと。政府軍が郊外で再編成しているのなら、また奪還される可能性も十分にあります。率直に言って、あまり期待できません。

 


Copyright 2006 Akishige Tanaka all rights reserved.