イラク=クウェート国境付近で爆弾テロ

2015.3.19


 alarabiya.netによれば、水曜日にクウェート国境に近いイラクでブービートラップを仕掛けたトラックが爆発し、イラク人3人が殺されました。

 地元当局者、タリブ・アル・ホスナ(Talib al-Hosuna)は、サフワン国境検問から北に約12kmの幹線道路に近い車庫で爆発で他に5人が負傷したと言いました。

 イラク警察は、犠牲者はウムカスル港(Umm Qasr)の北約10kmの休憩所に駐車していたトラックトレーラーの爆発で死んだ民間人だったと言いました。イラク当局は港で保安対策を強化し、そこでは大型車両は出入りが許されないと言いました。

 目撃者は爆発は朝、アンバル州のナンバープレートをつけたトレーラートラックで起こったと言いました。アンバル州はイスラム国が活動するところです。アブ・ジアド(Abu Ziad)と名乗る目撃者は、運転手が停車し、トレーラーを切り離し、走り去った時、彼は休憩所で他のドライバーと共に朝食を食べていたと言いました。「我々は大きな爆発音を聞き、タンクローリーが爆発したと考え、それからそれが爆発したトレーラーだったと知りました」。

 クウェートはイラク国境は安全だと国民を安心させようとしてきました。今週初め、内務省の国境警備高官はジャーナリストをこの地域に案内し、イラクとの国境にはいかなる侵害の徴候もないと言いました。


 記事は一部を紹介しました。

 言うまでもなく、イスラム国によるテロ攻撃です。

 北部で劣勢なので、何とかしたいということでしょうね。検問所に突っ込んで自爆するのではなく、トレーラーを切り離して逃げたということは、イスラム国の戦闘員ではなく、金で雇ったトラックドライバーかもしれません。あるいは、人員不足で自爆攻撃もできないのかもしれません。

 イラク南部では、これ以上にテロを拡大するのは難しいでしょう。これはイスラム国が窮地に陥ったと考えた方がよく、テロの拡大を心配する必要はないと思います。

 


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