ティクリートでシーア派が家屋に放火の報告

2015.3.14


 alarabiya.netによれば、米軍はシーア派民兵がイラクのティクリート(Tikrit・kmzファイルはこちら)に進撃し、米軍は攻勢中の虐待事例は確認していないものの、彼らが家々に放火しているとの報告に懸念を表明しています。

 米軍当局者は、彼らが燃やされた建物を示すソーシャルメディアに投稿されたビデオを含めて、ティクリートからの報告を密接に監視していると言いました。

 しかし、訴えは微妙であり、イランが支援する民兵とイスラム国戦闘員に対する訴えへ目を向けていると言いました。「我々が知るものは、燃えている家があるということです」と、匿名の米当局者は言いました。

 先月、元米中央軍司令部顧問、アリ・ケイドリー(Ali Khedery)は、アメリカはイラク政府が後援する民兵グループが行う虐待に共謀したと言いました。「アメリカはアメリカは今や、地球上で最悪の人権侵害を行うイラク人民兵のために、空軍、軍事訓練、外交で覆い隠しています」とケイドリーは専門誌「Foreign Policy」に書きました。

 alarabiya.netによれば、金曜日、ティクリート攻勢は予定よりも遅れています。

 サラディン作戦司令部の情報筋は、イラク軍は増援がティクリートに到着するまで前進しないと言いました。ティクリートの約半分は依然としてイスラム国が占領しています。

 ゲリラ戦の戦術を用い、民兵達は街を自家製爆弾とブービートラップでできた建物の迷路に変え、前進を止めるために狙撃手を用いました。

 シーア派準軍事組織バドル団(Badr Organization)の指揮官で、イラクで最大の勢力を持つ一人であるハジ・アル・アミリ(Hadi al-Amiri)は、ティクリートの戦いの結末に疑いはないものの、イラク軍は時間が必要とすると言いました。「我々は急いでいませんが、計画があり、それに従っています」「戦いが2、3日から4日長引くとしても問題はありません。我々は敵からティクリートを解放したことを祝うでしょう」。

 武装勢力は金曜日、依然として大統領宮殿施設と、ティクリート中心部の他の地区少なくとも3ヶ所を占領していました。イラク特殊部隊が夜明けにティクリート南部の医療大学を攻撃しましたが、民兵達は何とか防ぎ、兵士3人を殺しました。

 爆発物を積んだハンヴィーがイラク軍の前哨基地と街の西方に突っ込み、さらに6人が殺されました。

 イスラム国公報のアブ・モハンマド・アル・アドナニ(Abu Mohammad al-Adnani)は木曜日に公開された音声記録で、戦闘員は不動のままで、力は成長しており、敵がティクリートで獲得したと主張するものは作り話として否定しました。

 ペシュ・メルガ(peshmerga)は月曜日に、キルクーク(Kirkuk・kmzファイルはこちら)でイスラム国の陣地を攻撃し始め、領域と南西で村々を奪還しました。クルド軍司令官は、彼らは比較的弱い抵抗に遭いましたが、民兵が拠点のハウィジャ(Hawijah・kmzファイルはこちら)へ撤退する前に仕掛けた手製爆弾で足止めされていると言いました。

 military.comによれば、イラクでイスラム国との戦闘で、初めて米兵が負傷しました。兵士は顔を少し切り、治療のために後送されました。

 バグダッドから12マイル南東のビスマヤ(Bismayah)の訓練施設で警備任務に就いていた兵士が小火器による攻撃による直接攻撃か跳弾を受けたのかは不明です。

 部隊名が不詳の兵士は、発砲音がして、兵士の鼻に被弾した現地時間午後3時に監視塔で警戒線を越える疑わしい活動を調べていた2人の内の1人でした。監視塔の兵士2人は応戦しましたが、攻撃者に命中したかどうかは不明です。


 記事は一部を紹介しました。

 家が燃えているという話は慎重に調べる必要があります。この作戦では、家を燃やす必要はありません。火事が起きると、逆に作戦がやりにくくなります。偶発的に発生した可能性は低くても、そうならない理由もありません。イスラム国にとっては進撃を遅らせるために放火する理由があります。どちらかというと、イスラム国が疑わしいのですが、復讐に燃えるシーア派兵士がスンニ派住民の家を燃やしている可能性もあります。

 増援が必要とは驚きですが、3万人とされる動員兵士にさらに動員するのではなく、この3万人の中でという話でしょう。それならあり得ます。手薄でも問題のない戦線から忙しい戦線へ兵士を回すのだと思われます。

 イスラム国公報のアドナニの話は信じるに値しません。こんなことしか言えなくなったのが彼らの現状です。

 キルクークからはすでにイスラム国が撤退したようです。ハウィジャに撤退し、もしかすると、バイジを奪還しようとするかもしれません。どうせ小勢でしょうが。

 


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