国連がイスラム国の臓器売買を調査へ

2015.2.19


 cnn.co.jpによれば、イスラム国が臓器売買を行っているとの指摘を受け、国連が調査を開始する方針であることが19日までに分りました。

 イスラム国は殺害された一般市民から臓器を摘出し、その売買によって資金を得ている可能性があります。ライアルグラント英国連大使によれば、この問題はまだ公式には議論されていません。問題を提起したのはイラクのハキム国連大使だが証拠はありません。

 ハキム国連大使は17日、安保理に対し、同国北部の都市モスルで12人の医師が死亡した事件の調査を呼びかけました。ハキム大使によれば、医師らは遺体から臓器を取り出すことを拒んだのちに殺害されました。
ハキム大使は報道陣に「発見された遺体の一部は切断されていた。つまり、いくつかの部位が失われていた」と述べました。背中の腎臓がある部分が切られた遺体もありました。

 米カリフォルニア大学バークレー校で臓器売買に関する記録・研究プロジェクトを率いるナンシー・シェパーヒューズ教授は「(遺体から)臓器を盗む行為は、内戦や麻薬組織がらみの戦争、規律が不十分な軍隊の関わる戦争では珍しくない」と語ります。

 イラク担当国連特使のムラデノフ氏によれば、この問題に関する調査が行われる見通し。ムラデノフ特使は「私たちも同様の報告を受けている。だが細かく調べないうちから確認を急ぐ気はない」と述べました。


 記事は一部を紹介しました。

 この話はクルド人が書いた風刺漫画で知っていました(下図)。

 ただ、本当かどうかが疑問で、これまで書きませんでした。臓器は機械部品と違って、簡単に他人に移植できないからです。闇雲に臓器を集めたところで、うまく誰かに移植できるかは分かりません。

 ツィッターには色々な書き込みがあり、トルコが関わっているといった発言もあります。今も半信半疑です。

 


Copyright 2006 Akishige Tanaka all rights reserved.