クルド軍がコバネ周辺の村多数を奪還

2015.2.16


 alarabiya.netによれば、米主導の空爆に支援されたクルド軍は、過去3週間でシリアのコバネ(Kobane)周辺の村163ヶ所の支配をイスラム国から奪還しました。

 人権団体「The Syrian Observatory for Human Rights」は、クルド軍はコバネを奪還してから多く野村を奪還したものの、その進展はイスラム国が差し向けた戦闘員がいる街の西部と南西部で遅くなりました。

 街の周辺地域での戦いで、クルド人には数百人の反政府派兵士が加わったと、人権団体のラミ・アブドル・ラーマン(Rami Abdulrahman)は言いました。反政府グループには、シャムス・アル・シャマル旅団(the Shams al-Shamal brigade)、ラッカ革命旅団(the Raqqa Revolutionaries Brigade)が含まれました。


 記事は一部を紹介しました。

 コバネの西部と南西部は、これから進撃する方向とは別なので、とりあえず問題はないかも知れません。目指すのはアクチャカレと国境線で面するアル・アビアッドで、これはコバネの東にあります。

 紹介されている二つの部隊の規模は不明ですが、ラッカ革命旅団は名前からしてラッカ出身者で構成されているのでしょう。当面の目標はラッカを奪還することで、そのためにはアル・アビアッドは必須の目標なのです。

 


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