トランプのイスラム教徒入国禁止案に非難の嵐

2015.12.9


 BBCによれば、米共和党の大統領候補者の一人、ドナルド・トランプ(Donald Trump)は、イスラム教徒がアメリカに入国することを禁止すべきだと言い、非難を引き起こしました。

 共和党、民主党、イスラム教指導者、国連、外国の指導者達は、この要求を危険で対立を引き起こすと批判しました。

 トランプ氏は多くのイスラム国はアメリカに向けた憎悪を抱いていると言いました。彼は我が国の代表達が何が起きているかを理解するまで、彼らが締め出されるべきだと言いました。彼の選挙マネージャは、これは移民と旅行者などすべての者に適用すると言いました。しかし、トランプ氏はFox Newsに、米国内に住んでいる者には適用しないと言い、米軍に勤務するイスラム教徒は帰国すると付け加えました。

 トランプ氏の提案は共和党などからぞっとする反応を生みました。対立候補のジェブ・ブッシュ(Jeb Bush)はトランプを「混乱している」と言い、元副大統領のディック・チェイニー(Dick Cheney)は「我々が支持し、信じるものすべてに反する」と言いました。

 ホワイトハウス報道官ジョシュ・アーネスト(Josh Earnest)は後で、共和党にトランプを非難するよう要求し、この提案は彼を大統領を務める資格を失わせると言いました。アーネスト氏は、トランプ氏の選挙活動は「歴史のゴミ箱」の品質があるといい、候補者をカツラを着けたカーニバルの客引きを呼びました。イギリス保守党のデイビッド・キャメロン首相(Prime Minister David Cameron)は、彼らが「対立を生じ、役に立たず、まるで間違っている」と言い、フランスのマニュエル・ヴァルス首相(Manuel Valls)はトランプ氏を「憎悪をかき立てる」と言いました。

 ABCの番組「Good Morning America」で、「私がやっていることはFDRと同じです」と、第2次世界大戦中に米国内の日本人、ドイツ人、イタリア人に対するフランクリン・ルーズベルト大統領(President Franklin Roosevelt)の政策を引き合いに出しました。その手法の一部は政府のキャンプに100,000人を拘留しました。


 記事は一部を紹介しました。

 長い記事なので一部を削除しました。非難の声が多すぎて、全部紹介する時間がありません。

 選挙マネージャーと言うことがずれていることからして、十分に練った政策でないことは明らかです。今なら受けるだろうという発想に頼っているのでしょう。しかし、これでは自らを落選に向けて追い込んでいるようなものです。

 コメントするまでもなく、こんな人が大統領候補者になることが間違っているのです。それに尽きます。「馬鹿げている」の一言です。いや、国連でシリア難民受け入れを否定した安倍首相だけとは話が合うかも知れませんね。

 


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